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  蔵立 くらだて 真一
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平成20年 議会での発言録

平成20年市街地整備促進特別委員会(226日)

○(蔵立委員) 1点だけ確認なんですが、高槻市の人口動態が少子高齢化に伴って交流人口が減っていくという中で、それは高槻市だけではなくて、全国的に見てもそうだということでありました。その中で、1つだけ確認ですけども、関西大学自体のその経営状況なり、今後の経営状態という部分を分析されているのかどうか、そして、どのように理解されているのかどうかという部分を、市としての考えをお聞かせください。 以上です。

○(新井総合政策室主幹) ただいまの蔵立委員のご質問ですけども、関西大学の経営状態というところまで細かい分析はしてございません。ただし、受験生だけをとってみましても、昨年は10万人を超えてるということで、日本では3位ぐらいの受験者数がいるということもお聞きしております。ことしにつきましても、10万人には届きませんが、日本全国の中でも有数の、なおかつほかの上位に上がっている部分については、学部がかなり多い学部がある中で受験者数が多いということもお聞きしておりますので、関西大学の経営自体の中まで踏み込んでませんが、そういう状況を見ますと、安定しているかなというふうには考えております。

 ただ、大学の方から聞いてますのは、今後の人口の中で18歳年齢の人口も減ってくるということで、今、全国で7百数十校あると聞いておりますが、その中での競争といいますか、そういうものは今後、かなり厳しくなってくるのかなというふうには考えております。 以上でございます。

○(蔵立委員) ありがとうございました。このまちづくりの考え方の中で、50年、100年先を見据えているということで、やっぱり関西大学を誘致するに当たっては、来たけれども、30年、40年後になって、はい、さよならということになってはやっぱりいけないと思うんです。来ていただく限りには、やっぱりこの町に根づいていただかないといけないという部分で、今、ちょっとご意見を聞かせていただきました。そういった部分で、まちづくりに私は大学が来ること自体、貢献していただけるんではないかと考えておりますので、推進していただけたらと思っております。 以上です。

平成20年文教市民委員会(317日)

○(蔵立委員) 私は学校関係について、まず、3点質問させていただきたいと思います。今回、教育費の中で、小学校と中学校の保健給食費に口腔清掃指導の予算を計上されておられます。厚生労働省、日本医師会などでは、皆さんもご存じのとおり、8020運動ということで、80歳になっても20本の歯で食べ物を食べましょうというような取り組みをされて、子どものころから正しいデンタルケアと青年期のセルフケアの重要性を打ち出しておられます。その中で、この口腔清掃指導というのは、現在、具体的にどのように行われているのか、お示しください。

 続きまして、学校図書館支援員についてご質問させていただきます。今、さまざまの議論がありましたけども、その中でちょっとはっきりしなかったと思う部分で、この支援員を配置することによって、効果はどのように考えておられるのか。また、勤務時間帯のお話もありましたが、例えば、休暇中とか、小学校登校日などでそういった図書館支援員を配置されるということを考えておられることはあるのかをご質問させていただきます。

 もう1点、文部科学省では、例えば、e−Japan戦略といったITに関する戦略が、今、教育の中でもいろいろ言われておられて、その中で、今回整備された中学校教職員用のコンピューター整備が予算計上されてますが、このICT環境について、今、中学校の中で現状どのように考えておられるのか、これで十分なのかどうか、また効果というものをお示しください。以上です。 

○(仲管理部参事) 口腔清掃指導につきましては、齲歯等、歯周病の予防といたしましては、歯のブラッシングなどが有効であるということから、各学校におきまして指導を行っているものでございます。対象は小学校3年生と中学校1年生となっております。直接指導に当たりますのは、民間の歯科衛生士と学校の歯科校医でございます。

 具体的な指導内容といたしましては、小学校では、歯科衛生士によりますブラッシングが中心になっておりますが、中学校におきましては、歯科校医によります講演、ビデオが主体で歯周病等のこととなっております。

 実施の時期でございますが、全小、中学校で順次行いますので、4月の中旬から5月の中旬にかけて実施しているところでございますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 

○(久保指導課長) 学校図書館支援員の配置につきましては、これまで申しましたように、学校図書館の業務を担当いたしますので、こうしたことが効率的、効果的に運用できること、また、各学校で取り組んでおります読書指導、これは司書教諭を中心に担任等が当たっておりますし、若嘱、特嘱の方も担当されてますが、ここを充実してまいりたいと。さらに今回の配置におきましては、市立図書館との連携、特別貸し出しをさらにふやし、公立図書館の図書を積極的に学校図書館に活用すること、また、連絡車を配置をしておりますが、この活用についても、まだ人的な部分では体制が整わないために、十分活用できてないところがありますので、この活用をふやしてまいりたいと。そうしたことを通しまして、子どもたちの読書週間の確立に努め、子どもたちの読書活動を活発にしてまいりたいというふうに考えております。

 休みの日、夏休み等のことかと思いますが、子どもたちは実際におりませんが、図書館整備であったり、片づけであったり、蔵書点検等、また登録等の業務がございます。先ほど申しました公立図書館との連携ということで言いますと、さまざまな調整の会議だとか、研修等も含めて業務を考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○(四宮総務課長) コンピューター整備に係るお尋ねですが、これまで学校につきましては、児童生徒用のコンピューター及び教育用の校内LANの整備を図ってきたところでございますが、今回、整備いたします中学校の教職員のコンピューター整備につきましては、教職員の校務の軽減と効率化や、個人情報などの情報資産のセキュリティー確保を目的に整備を行うものでございます。校務にかかわる情報等を電子化し、共有できるようにすることにより、同じ内容を何度も手書きで転記していたり、個々の教員がその都度文書等を作成する手間が省けることがございます。

 また、個々の教員の保有する成績データなどを一元化にすることにより、学校全体の情報の集約も早くでき、近年増加しております調査、統計などの事務作業も効率的に行えるものと考えております。

 このことによって、教職員が生徒に接する時間を少しでも増加することや、学習情報等の共有化を図ることにより、生徒に対する教育効果の向上が期待できるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 

○(蔵立委員) 今いろいろお話いただきました。事前に余り言ってなかった分もあるので、今みたいな形かなと思うのですけども、まず、学校図書館支援員に関してなんですが、効果云々、今おっしゃられました。中学校のコンピューターについても効果云々おっしゃられましたけども、特に、学校図書館支援員なんかは、僕はすごく工夫されていいなと思ってるんです。先ほど話がありましたように、司書を置いたらどうかと云々ありましたけども、結局、一番考えていかないといけないのは、子ども自体の読書に対する意識なり、あるいは読書数がどのようになるか、効果が出てくるかということであって、現状、例えば、読書に対する意識がお子さんの中で40%だった、5年、10年たったら50%、60%になるという話だったら、別に司書を置かなくてもこの学校図書館支援員で十分だという議論になってくるかと思います。また、逆に、例えば、5年、10年、数値が下がってきたという段階で司書をつけていかなければいけないのではないかという考えになってくるかと思います。結局、この中で問題なのは、ビジョンはあるんですが、その下で事務事業があると、その中の目標というのがちょっと不明確な部分があって、そこをもっと考えていただきたいなと。市長はよくPDC、PDCとおっしゃるんですけども、プラン、ドゥはあるんですけども、結局、チェックして、その後のアクションというのが見えてこない部分があるんじゃないかなと思っております。ぜひとも、この中学校のコンピューター、支援員に関しても、今後、チェックして次のアクションに向かうということを重視していただきたい。これは要望とします。

 次に、口腔清掃指導ですけども、ある歯科衛生士さんに私はよくお話を聞くことがあるんですが、学校へ行って、皆さんもご存じのとおり、大きな歯を使って歯磨きの歯ブラシの使い方なり、あるいは食生活の中の歯磨きというものを習慣づけるということをよく指導される。ビデオなんかも子どもさんに見せるという話も聞きますが、お母さん方に話を聞きますと、例えば、保育園や幼稚園なんかでは、毎食後、歯磨き、ブラッシングを行ってるのに、何で小学校、中学校でブラッシングさせないかっていう疑問を持たれる方のお話をよく聞くことがあります。そういった中で、高槻市内の小学校、中学校、ブラッシングしているのか、どんな現状なのか、わかる範囲で結構なんで、お聞かせください。 また、市内の小学校学童の齲歯率、虫歯のパーセンテージ、何かデータなどがあれば、お示しください。 以上です。

 ○(仲管理部参事) まず、1点目の昼食のブラッシングでございますが、学校長や養護教諭、あるいは学校医、歯科校医等の学校保健関係者で構成いたしております高槻市学校保健会を通じまして、各学校に昼食後のブラッシングの取り組みをお願いしているところでございます。ただ、歯ブラシの保管等の衛生管理上の課題もございますので、現状では、一部の学校で取り組んでいる状況でございますので、よろしくお願いいたします。

 それから、2点目の齲歯の率でございますが、保有率ですが、治療済みも含みますが、小学校では、平成17年度67.62%、18年度66.41%、19年度62.49%となっております。また、中学校では、平成17年度56.58%、18年度58.35%、19年度53.35%となっておりまして、若干でございますが、減少しております。また、全国平均と比べて、小、中学校すべての齲歯の保有率は高槻のほうが若干ですけども、下回っておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。

 

○(蔵立委員) 事前にいただいた資料の中で、幼稚園のデータもありまして、幼稚園ですと40%台なのに、小学校に入られると67%ですか、今おっしゃられたのは。例えば、健康たかつき21などで見てみますと、57.7%の子どもたちが1日に2回のブラッシングしかしてない、ましてや1日1回しかブラッシングしてない子は29.5%もいらっしゃいます。足すと87.2%になる。だから、1日2回以下のブラッシングをされているお子さんがそれだけいるという中で、一部の小学校だけやっていて、やってない小学校もあるという、そういう健康面に対する不公平感みたいなのもあるんじゃないかと僕は思うんです。

 もう1つは、食育、食育ってよくおっしゃるんですけど、例えば、食育かるたってありました。その中で見てみますと、むの欄で「虫歯なし、食事の後の歯磨きで」、詳しく見てみますと、食事の後には虫歯にならないように歯磨きをする習慣を身につけましょうねって書いてあるにもかかわらず、こういった現状がある。山形県なんかにおいては、例えば、弗素洗口、弗素の入った液体でうがいをするとかいうこともありますので、どうしてそういったことを行えないのかなという、もう単純な疑問なんですけども、そういった実情をちょっと教えていただけたらと思います。 

○(仲管理部参事) 先ほどもちょっと申し上げましたように、歯ブラシの保管上の衛生管理の問題もございます。それから、昼食が終わり、一斉に歯磨きをするということになりますと、蛇口等に殺到するということもございまして、それだけの蛇口が確保できるかというような問題もございます。さまざまな問題がございますが、歯の健康につきましては、健康管理の上の基本ということでございますので、これからもブラッシング等そういう周知はしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 

○(蔵立委員) 今そういった実情があるとお聞きしたんですけど、例えば、学校の教職員の方、食事が終わられてから、そしたらブラッシングしないのかという話にもなってくると思うんです。やっぱり、一番はお子さんの健康ということだと思いますので、いろんな事情はあるとは思うんですけども、ぜひとも食育の中にこういった歯の健康なり、口腔指導も含めて考えていただきたいということを要望させていただきます。続きまして、学童保育について数点お尋ねをさせていただきたいと思います。

 学童保育の入室決定や、あるいは待機通知が届くのが、3月20日前後とお聞きしてますが、やっぱり働いている保護者の方にとっては、1年生が優先ということで、特に、2年生、3年生の保護者の方にとっては、3月20日に通知書が来て、それで、もし入られなければどうなる、というお声をよくお聞きします。保育所などに至っては、12月末で受け付け終了して、2月上旬には通知の決定がなされる。そういった部分で通知の件に関してどのようにお考えかをお聞かせください。

 もう1点、今回、予算計上の中で警備員の配置が朝8時から10時まで、学校休校中になされるということで、これに至る配置の意図と、もう1つ、インターホンが小学校に配置されて、それと職員室を結ぶという予算も計上されてますが、安全対策として、学童にも結ぶのも一つの手じゃないかなという思いがありまして、そこら辺のところをお聞かせください。以上です。

○(亀田青少年課長) 入室手続につきましては、毎年1月に行います各小学校の入学説明会におきまして、参加者全員に募集についてのお知らせを配布し、入室希望者にはその節に必要書類を配付しております。また、あわせて継続入室希望児童の受け付け手続を先行して行っているのが現状でございます。

 また、2月中旬には、土、日曜日も含んだ5日間で一斉受け付けを行いまして、期間内受け付けを終了しております。その後、障害児の監察を行いまして、現在3月には入室選考会と障害児保育推進委員会を開催して、決定通知を送付しておるわけでございます。20年度につきましては、3月19日に入室決定通知、及び待機通知を発送する予定でございます。

 これらの期間を短縮するということにつきましては、手続事務の早期実施ということが必要でございます。それらの中で雇用証明書の提出、あるいは転入による児童の入室等におきまして、書類上、不確定申請書の増加などが課題として考えられております。継続児童の受け付けの前倒しなどによりまして、十分検討しまして、入室決定通知、あるいは待機通知時期の改善に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次に、学童児童の学校長期休業期間中における安全対策といたしまして、20年度、警備員配置を午前8時から午前10時まで、前後各30分、合計1時間延長し、小学校内への入校時間の改善を図ったところでございます。

 長期休業中におけるインターホンの設置についてのお尋ねでございますが、現在、児童の保育室利用の有無、並びに利用時間は連絡帳により把握しております。また、緊急の場合には、電話やファクスによる連絡は可能となっておりますので、現状でご理解賜りますようお願いしたいと思います。 以上です。

○(蔵立委員) まず、その入室決定について、改善していただけるということでお願いしたいと思うんですが、私は入室のご案内というのをちょっと拝見させていただいていろいろ感じたんですが、例えば、これを申し込みに行くのもわざわざ市役所へ行かなければいけない。やっぱり、学童にこれから入室させようという保護者の方は、働いておられるわけですから、お子さんは、恐らく保育所や、あるいは幼稚園などに通っておられる方がたくさんいらっしゃると思うんです。そこでも提出できるような配慮などをしていただけたらありがたいと思うのが1点。

 もう1つは、この案内を見てて、正直、お子さん、あるいは保護者が、学童保育室へ行ってみたいなと、行ったら安心やなって感じるかどうか。他の市なり拝見してみますと、例えば、写真があったりとか、日常の活動とか書いてあったりとか、あるいは行事の内容とかが書いてあるんです。学童保育室は、こういった説明があるのは、もちろん市役所でも行っていただけると思うんですが、保育所が3月31日で終わって、4月3日に説明会、恐らくどこの小学校でもされていると思うんですが、やっぱりそれはちょっと遅いんじゃないかと思うんです。小学校1年生、小学校へ入るだけでも不安な状況、小学校へ入るに際しては、スタート事業などいろいろ取り組みされているんですが、やっぱり学童保育室でも何らかのそういったアクションを起こしていただいたら、ちょっとでもお子さんや保護者の方も、安心感を増していくんじゃないかと思いますので、そういったアイディアなり、できましたらしていただきたいということを要望させていただきます。

 次に、警備員の配置ですが、8時から10時まで配置するということで、結局、これ、何で8時からするかというと、8時にもうお子さんが小学校へいらっしゃる、働いてる保護者の方が多いので、今、8時45分が学童保育室開始時間になってますが、8時にお子さんがいらっしゃるという状況を考えておられるから、8時になさったのかと思うんですが、例えば、夏場の暑い日なんかにお子さんが8時に登校される。学童保育には給食がありませんから、お弁当を持ってこられるわけです。お弁当の腐る心配なんかないのかなとか思ったりしますし、そういった意味で、8時45分の開室時間、せめて普通の平日の登校時間、8時半からにしていただきたいという保護者の要望もありますので、ぜひともご検討いただけたらと思います。

 あと、インターホンの関係は、なかなか難しいというお話なんで、安全対策、8時から10時までされているということで、これはそれで対処できるかと思いますので、今後とも、学童保育室に対する安全対策を強化していただきたいということを要望して質問を終わります。以上です。

平成20年第1回定例会(第5 327日)

○議長(藤田頼夫) 太田貴子議員の一般質問は終わりました。

 次に、蔵立真一議員。

     〔蔵立真一議員登壇〕

○(蔵立真一議員) 高志会議員団の蔵立真一です。私は、大きな視点で1問、小さな視点で3問質問させていただきます。

 まず、市長の市政運営についてであります。

 市長の施政方針の中で、市政運営の改革について、行財政改革の徹底的な実施、健全財政の維持継続、新たな課題に対応した施策展開を述べられておられます。こうした方向性は支持するところであり、まさに自治体経営をこれからどう機能させていくかというのが課題になってくるかと考えます。その中で、2点の視点でお伺いをいたします。

 自治体は、地方自治法にも書いてあるように、総合的な計画を策定して事務を実施する、そしてその総合的な計画に定められた構想、政策を具体的に施策や事務事業に展開していく基本計画が施策分野ごとにあり、より具現化されて事務事業予算の根拠として運用されるべきです。しかしながら、個別の事務事業の成果という部分が具体的に消化されてない分、総合政策と事務事業の整合性がいかがなものか、前回の一般質問でも行政評価について質問をさせていただきましたが、実感するところであります。言いかえれば、計画の形式的な策定の枠組みはあるのだが、それらの機能を発揮させる手続的な枠組みが明確になっていないのが現実ではないかと考えます。高槻市として、総合的な計画に定められた構想や政策をどのように具体的に施策や事務事業に展開していくのかというフレームワークが果たしてあるのか、その辺のところをどのようにお考えなのかをお聞かせください。

 次に、財源に関してですが、財源が足りないというのは、日本じゅうのどこの自治体でも直面している事態であると考えます。税収の大幅な伸びも見込めず、国庫補助金も地方交付税も減るばかりで、そうそう借金もしていられない、だからといって市民サービスは簡単に削れないし、新たな多様なニーズも発生しているというのが現状ではないかと思います。そうであるならば、みずからが財源を稼いでいくという発想も必要じゃないか、高槻市が所有する有形無形資産を、企業の広告出稿や販売促進活動、タイアップ等によって積極的に有効活用し、新たな財源の確保及び事業経費の縮減などを図ることができるのではないかと考えますが、高槻市としてこのようなお考えはおありなのか、お示しください。

 次に、環境の政策について質問させていただきます。

 国連環境計画(UNEP)が地球環境の現状をまとめた「第4次地球環境概況」やIPCC、UNDPなど、地球環境についての報告書が相次いで発表され、こうした報告書から改めて地球環境の現状の危機感を実感しているところであります。UNDPの報告の中では、人類そのものの生存が危機に瀕している、今こそ結果重視の革新的な制度を導入、持続可能な社会へ向けての移行を進める必要があるとの見解を示しています。

 世界銀行が昨年発表した報告書によりますと、日本の地球温暖化対策は先進国中最下位、地球温暖化ガスの排出上位70か国中でも61番目の最低レベルであると示しております。

 世界の中の一員として、そして先進国にいる私たち高槻市として、どんなささいな活動でも、実は地球環境や世界の人々の生活に大きな影響を与えている可能性があることを今こそ認識し、行動すべきときに来ているのではないかと考えます。

 まず、施政方針の中で、地球温暖化防止に向けてさまざまな施策に取り組むとあり、その諸施策として歳出計上されましたが、高槻市の環境政策における基本的な視点として、地球環境に対する現状の認識、地球温暖化防止等、高槻市の取り組みの現状をお聞かせください。

 次に、中学校給食についてであります。

 市長は選挙の際、マニフェストにおいて中学校給食を掲げておられました。先般、私ども高志会代表質問の中で、国や府の動向を注視するといったご答弁でしたが、私は、基本的に市長というのは選挙で市民の皆様に選ばれた以上、まず市長のビジョンや方向性なりが第一であり、国あるいは府の通達や動向に強制されるのはいかがなものかと考えます。もし、国や府の通達や動向が第一であると考えるならば、それは有権者の不信感を招くのではないか。中学校給食をマニフェストに掲げられた背景というのは、食習慣や食事事情の年々悪化等を踏まえ、選挙前に、市長の思い、ビジョンとしてこのマニフェストが掲げられているんだと私は理解しております。

 そこで、ご質問させていただきます。まず、どのような方式であれ、実施していくように努力していくことが大前提であると考えますが、今まで検討してきた内容、現状はどのようになっているのか、また実施方式については、先ほども話がありましたが、積算などはどのあたりまで進んでいるのか、行っているのか、お考えをお示しください。

 続きまして、母乳育児の推進に向けて、質問させていただきます。

 母乳育児の世界的な衰退は、子どもたちの心身の健康に重大な影響を及ぼすとして、ユニセフとWHOは、1989年に世界のすべての産科施設に「母乳育児を成功させるための10か条」を共同勧告しました。現在、少子化対策として、国、自治体において女性の就労と子育ての両立を図るべく、さまざまな政策が進められていますが、これらの政策は、時に母子分離と母乳育児の減少の状態を推進することになりかねない状況ではないか。母乳育児の有効性としては、まず、子どもに対するメリットとしては、確実な証拠があるだけでも、下痢の頻度、中耳炎、細菌性髄膜炎など、その他また可能性のある疾患としても、乳幼児突然死症候群やインスリン依存症、糖尿病など、さまざまな疾患にも有効とされており、また心理学的には0歳から1歳までの口唇期に当たるこの時期の十分な愛着の必要性は非常に大切である。母親側のメリットとしては、子に対する愛情が深まることも示唆されており、最近話題となっている虐待の連鎖の切断にも有効な手段であると考えられております。

 平成17年度に厚生労働省が実施した乳幼児栄養調査結果によると、お母さん方の妊娠中の考えについて、実に妊娠中のお母さん方の96%が母乳でお子さんを育てたいと考えておられます。厚生労働省でも母乳育児を推進する観点から、この3月に「授乳・離乳の支援ガイド」を医療従事者向けに策定し、支援を進めていこうとしています。

 母乳育児については、妊娠中から出産後にかけての継続的な支援の充実が必要であると考えますが、これらを踏まえ、母乳育児に対する高槻市としての考えはいかがなのか、現状、例えば母乳育児率などがあればお示しください。

 以上、1問目といたします。

 〔政策統括監兼市長公室長(福田 勲)登壇〕

 ○政策統括監兼市長公室長(福田 勲) 蔵立議員の市政運営に関する施策や事務事業、財源に関してのご質問についてご答弁を申し上げます。ご質問の内容が他の部局とも相関連する内容でございますので、調整の上でご答弁を申し上げたいと思います。

 1点目の、総合的な計画に定められました構想、政策をどのように具体的に施策や事務事業に展開していくのかというフレームワークがあるのかというお尋ねについてでございますが、本市において導入しております行政評価は事後評価であり、成果、効果を検証し、改善見直しのためのツールとしての位置づけをしております。

 行政評価を有効に機能させるためには、総合計画の体系に基づいた施策と事務事業について、市の全体最適を求めた本来的な進行管理を行うことや、各所管に一定の権限を委譲し、みずからが運営することが必要であり、さらに評価を活用し、行政能率、事務改善について、市全体の事務改善計画の策定などに結びつけることなどが重要であるとの認識のもと、行政評価制度の運用、充実に努めているところでございます。

 また、現在、財務面におきましては、評価の単位と予算要求の単位を合わせ、可能な限り予算査定時に評価結果の内容や、業務精査結果を連動させるよう努めてございます。さらに、事後評価に並行しまして、新規事業につきましても、総合計画の施策と事務事業の結びつき、市全体の事業執行の関係を事前に分析することによって、政策から施策、事務事業へと展開させる仕組みも必要と認識しているところでございます。こうした点につきましては、第7次行財政改革大綱実施計画にも上げておりますが、今後、関係する部署の連携のもとで、取り組みの充実、強化を図ることが重要と考えているところでございます。

 次に、2点目の、財源に関してのお尋ねでございますが、本市におきましては、昭和50年代前半におきまして未曽有の財政危機に陥り、財政再建団体への転落が危惧された経験がございます。このような財政危機に陥らないために、過去の経験を生かすべく、早くから他市に先駆けまして行財政改革に取り組んだことによりまして、昭和58年から連続して単年度黒字を継続しているところでございます。

 今、議員のご質問にもございました、例えば企業の広告出稿を図るといったさまざまな手法についてですが、本市は市民1人当たりの市税収入が少なく、地方交付税に依拠しているような財務体質であり、限られた財源の中で、効率的、効果的な財政運営を行っているところでもあり、財源の確保あるいは経費の節減といった観点からも、課題整理に努めていく必要があると認識しているところでございます。

 以上でございます。

   〔環境部長(畠中富雄)登壇〕

○環境部長(畠中富雄) 蔵立議員の2点目、環境政策に関するご質問にお答えを申し上げます。

 まず、地球環境に対する現状の認識についてでございますが、地球環境問題は、国境を越えて人類の存在基盤を脅かしかねない喫緊の課題であり、国際社会の一致団結した取り組みが不可欠であると考えております。しかし、残念ながら取り組みに対する認識につきましては、国家間で温度差があることは事実でございます。

 我が国では、2012年で終了いたします京都議定書第1約束期間後の次期枠組みについてを最重要課題として位置づけ、引き続き積極的に取り組んでいくというふうにされております。また、大阪府におかれましては、大阪府地球温暖化対策地域推進計画で、エネルギーの多量消費事業者や二酸化炭素排出量の伸びが大きい部門を対象といたしまして、各主体の自発的な取り組みの推進や、主体間のパートナーシップの強化などを基本方針に掲げ、2010年度における温室効果ガス総排出量を、基準年度比9%削減を目標といたしております。

 地球温暖化対策につきましては、地球規模での課題でございますので、市域といたしましても、国、府との連携を視野に置きまして、推進していく必要があると考えております。

 次に、高槻市におきます取り組みの現状についてでございますが、本市は、平成13年3月に環境基本条例を制定いたしまして、基本理念の一つとして、人類共通の課題である地球環境の保全をみずからの課題としてとらえ、これを積極的に推進すると定めました。

 これに基づきまして、環境基本計画では、地球規模で考え、身近なことから行動する町を望ましい環境像の一つとして掲げ、省エネルギーや未利用エネルギーの利用など、地球温暖化防止を初め、循環型社会の形成といった課題について、実施計画を定め、順次、取り組んでまいりました。

 平成18年度には、市域での新エネルギーの導入、普及促進の指針といたしまして、地域新エネルギービジョンを策定し、このビジョンに沿って太陽光発電や太陽熱利用設備の公共施設への率先導入を図るとともに、これらの設置補助金制度や環境基金を創設するなど、市域での温室効果ガスの発生抑制に努めてまいってきております。

 また、本市は一事業者、一消費者といたしましても、地球温暖化防止を含む率先実行計画、「たかつきエコオフィスプラン」を平成12年度に定め、これまで行政部門における事務処理を初め、各施設運営や各種の施策の執行に当たって、省エネルギー、省資源、リサイクルなどの徹底に積極的に取り組んできているところでございます。

 以上でございます。

   〔管理部長(古村保夫)登壇〕

 ○管理部長(古村保夫) 蔵立議員の3点目の、中学校給食に関するご質問にお答えいたします。

 中学校給食実施方式などにつきましては、庁内職員で構成いたします中学校給食推進会議で検討を重ねてまいったところでございます。

 1つには、大阪府知事選挙におきまして、大阪府内の全公立中学校に給食の導入を促進するという政策を掲げられた橋下新知事が誕生いたしましたが、事務事業をゼロベースで見直すということを内容として、財政非常事態宣言を出されておりまして、先行きが全く不透明でございます。

 2つには、中央教育審議会からの答申に基づきまして、国におきましては、望ましい食習慣を身につけられるよう食育の重要性を強調するため、学校給食実施基準や衛生管理基準をより明確に法体系に位置づけるよう、学校給食法等を改正しようという動きがございます。

 3つには、近隣の茨木市におきましては、昼食の提供として、希望者に業者の弁当を配達するという事業を試行中でございます。また、吹田市におきましては、平成21年1月から弁当給食を実施するという予定であることなど、中学校給食につきましての環境に大きな変化がございます。つきましては、このような国、府、他市の状況を勘案いたしまして、成長期にある中学生に栄養バランスに配慮した食事を提供できるよう、今後も引き続き検討し、方向性を定めてまいりたいと考えております。

 続きまして、費用面についてのお尋ねでございますが、それぞれの方式には課題も多くございます。また、申込数によっては変動が生じますので、一概に申し上げることは困難でございますが、弁当方式の場合には、配膳室等を整備するための初期投資費用が必要となります。また、親子方式の場合には、配食を行ったり、給食を運搬するための人件費がそれぞれ必要となりますので、その試算を行っているところでございます。

 以上でございます。よろしくお願いいたします。

   〔健康部長(吉里泰雄)登壇〕

 ○健康部長(吉里泰雄) 蔵立議員の母乳育児の推進についてのお尋ねにお答えいたします。

 母乳育児は栄養面、病気の予防、かむ力の発達を促すなどの効用を初めとして、健康な精神発達面の上でも重要でございます。また、産後の母体の回復や母と子のきずなの形成にも大きな効果をもたらすものと認識しつつ、さまざまな取り組みを実施しております。ただし、努力をされても母乳が思うように出ないという方もおられ、育児負担感をふやさないよう、楽しく育児に当たっていただけるように支援をしていきたいと考えております。さらに、地域の医療機関や他の子育て機関と連携を図りつつ、母乳育児の推進に努めていきたいとも考えております。

 具体的な取り組みとしましては、妊娠中には母子健康手帳内記事による情報提供、ママパパ教室においては、助産師による母乳育児指導を行っております。また、出産された後は、新生児訪問や未熟児訪問において、助産師や保健師による母乳育児指導なども実施をしております。さらには、4か月健診時において保健師が授乳状況の聞き取りを行いまして、授乳の与え方を必要に応じて指導しております。また、日常的に直接寄せられる育児相談におきましても、母乳育児に関する内容に対応をさせていただいております。

 なお、母乳育児をされておられる方の実施率につきましては、正確な数字は把握できておりませんが、新生児訪問や4か月健診時における聞き取りの中から把握する限りでは、大半の方が母乳育児を実施されておるということでございます。ただ、人工乳との併用をされている方も多い状況であるということでございます。

 以上でございます。

 ○(蔵立真一議員) まず、市政運営については、一番最後に指摘をさせていただきたいと思うんですが、小さな視点から3つ指摘していきたいと思います。

 まず、母乳育児についてですが、何でこういう質問をしたかというと、私は地域柄、乳幼児を子育て中のお母さん方とよくお話しする機会があるんですが、お話を聞くと、早く離乳したい、夜、母乳を与えるので起きるのが面倒くさいとか、あるいは仕事に復帰するから早いこと断乳したい、外出する際には人工乳を持ち歩く、そういったお母さん方の声をよくお聞きするんです。今お話を伺いましたら、いろいろ指導をされているということですが、医学的な部分もそうですが、精神的な部分というものをもっともっとこれから広めていただきたい。もちろん母乳で育てられないお母さん方もいらっしゃいますので、そういった面も含めまして育児力をどうサポートしていくかということを、今後、考えていただけたらと思っています。

 先進自治体、他の自治体で、例えば山口県の光市などでは都市宣言を出されたりとか、富山県では母乳育児推進協議会をつくられて啓発活動をされてたり、あるいは東京都町田市ではバリアフリーマップ、これは育児に特化したわけではないんですけども、そういったマップがありまして、そこにはQRコードが示されております。携帯をかざすだけで授乳室がどこにあるか、それは公共施設だけでなく、民間の、例えば百貨店とか商店なども探すことができるということで。そういった部分を含めまして、医療機関、保健センターなり、あるいは子育て支援センター等と連携して、こういった母乳育児の推進を進めていっていただけたらという要望をさせていただきます。

 次、中学校給食でありますが、国や府の動向でなく、食習慣や食事事情が決してよい状況ではないという認識のもとで公約が掲げられたんだと認識しておりますが、他市でも子育て支援策として、そういった給食実施を公約として掲げられて実施してきた自治体が多数あると伺っております。

 その中で議論されるのが、やっぱり方式ということで、弁当方式、親子方式。今お話もありましたが、資料によりますと選択制の親子方式については、申し込みが多い自治体が多数あり、90%を越えている自治体もあるとお聞きしてます。また、一方、新聞報道などによりますと、弁当方式では利用率が低い、例えば京都市でしたら27%、姫路市では25%。姫路市では、3か月平均20%を下回る学校があって給食事業を中止した、そういった事情もあるとお聞きしてます。

 弁当給食に関しては個別に量を調節できない、あるいはおかずが冷たい等、子どもさんたちに人気が低いんではないか、食育推進の観点からも影響を与えていくんじゃないかと考えますので、これから費用面あるいは食育推進の観点からも検討し、ぜひとも給食実現に向けてご努力いただきたいと要望しておきます。

 次、環境政策についてですが、今、答弁を伺って基本的な姿勢はわかりましたが、そういう位置づけの中で、次にどう行動していくかというのがやはり重要になってくるかと思います。そういう意味では目標をきちんと定めることが私は重要かと思うんですが、環境基本計画を見てみますと、例えば、環境目標は6つありますが、市民一人一人がエコスタッフ、健康な生活環境の保全、人と自然の共生等々あるんですけども、結局あいまいでわかりづらい。これを市民の皆様が見て、果たして本当に目標に向かって努力しているのかなというような実感を持たれるんじゃないかと思いますが、こういった目標に関して、環境政策に対していかがお考えか、また別な実施計画があるとお聞きしましたから、そういった中で客観的な目標、例えば市内のごみの量は現状で何トン、1年間、5年間、10年間で何トンしていきたいのかといった、そういった客観的な指標があればお示しください。

 また、そういった目標に対する結果というのを市民の皆様にどう説明していくのか、具体的にお示しください。

 以上、2問目を終わります。

 ○環境部長(畠中富雄) それでは、環境基本計画の環境目標と目標管理についてのお尋ねにお答えしたいと思います。

 先ほども申し上げましたように、環境基本計画につきましては、本市の環境施策の基本指針として策定いたしております。これの実施のために、また環境実施計画というものも策定いたしまして、個々の施策につきまして、環境マネジメントシステムによって達成目標を設定し、進行管理をそれぞれ行っているというところでございます。

 しかしながら、計画を実行するに当たりまして、おっしゃるような数値目標になじむ項目と、なじみにくい項目というのがございます。ちなみに、一般廃棄物の処理計画につきましては、別途一般廃棄物処理基本計画を定めておりますけれども、これは数値目標になじみやすいという項目でございます。具体に申し上げますと、平成18年度では15万2,000トンの焼却処理量を、中間目標値である平成23年度には14万4,000トンへ、あるいは最終目標年度である平成27年度には13万7,000トンへ10%削減するというふうに数値化した計画といたしております。

 一方、市民1人当たりの温室効果ガスの排出量というようなたぐいのものにつきましては、市全体の実際の排出量を把握するということが統計上非常に技術的に困難であるということから、特に市独自の数値目標は定めておりませんけれども、具体には環境家計簿の普及促進、あるいは市民の太陽光発電設備等を設置するに当たって、それを支援するというような、個別の施策をそれぞれ推進するということで、温室効果ガスの排出量の削減に努めておるところでございます。

 いずれにいたしましても、環境基本計画の推進のためには、その実施計画のプログラムにおきまして、可能な限りの数値目標等を設定いたしまして、環境マネジメントシステムにおいて進行管理を図っていくというふうなやり方が必要であるというふうに考えております。

 これら環境実施計画に係る施策ごとの達成状況についてでございますけれども、それにつきましては、ホームページ等で市民に公開するとともに、環境審議会に報告いたしまして、意見、助言、提言をいただきながら、次年度の実施計画に反映すると、そういう形で進めたいというふうに考えております。

○(蔵立真一議員) 今ご答弁いただきましたが、まず、環境についてですが、やはり、これから次の世代の子どもたちのことを考えると、重点的な政策として位置づけていただきたい。横浜市などではG30ということで、この5か年計画の中で一番の重要政策として位置づけておられます。そういった意味で、ぜひとも環境について強く実行していただきたい。

 それで、また今、答弁の中で数値のお話がありましたが、あれはそういう部分こそ僕は市民の皆様にアピールすべき部分ではないかと思ってます。例えば、環境について、ペレットストーブをやります、緑のカーテン大作戦をやります、あるいは環境家計簿をやりますといっても、市民の皆様がそれを受けて、ほんまに高槻市は環境について取り組んでいるなと実感されるか、逆に言えば、むだな税金を使ってと思われる節もあるかもわからない。そういった意味で、各事業を生かす上においても、そういった数値目標をぜひとも実行していただきたい。

 それで、環境についてはISO14001のマネジメントサイクルの中で実行しているとお伺いしているんですが、こういうマネジメントサイクルを実行してても、例えば外部審査でもそういった成果指標が見えにくいというご指摘もあります。

 それで、1問目との関連なんですが、これから都市経営を考えていくという意味で、その中でマネジメントということが非常に重要だと思うんですが、この14001を採用してでも、やっぱりそういった成果指標なり、見えにくい部分があるにもかかわらず、本当にこれから自治体経営を目指す中でそういったサイクル、PDCAなんかよくおっしゃられますが、果たして機能していくのかという部分、非常に危惧しております。

 今まで、例えば、人を減らすとか業務を効率化していくとか、あるいは財政でも単年度黒字になりましたとかいう経営の話をお伺いしますが、もちろん方向性としては僕は正しいと思うんですが、それはあくまで行政の管理としての向上を目指したものであって、これからはもっとマネジメントをサイクルさせていって、行政の品質という部分に重きを置いていただきたい。例えば、施策に対してある程度の期限を設けるとか、さっきの指標の話などもそうですが、結局そういったサイクルをすることによって、市民のニーズと施策がマッチしているか、あるいは事務事業と政策の整合性があるかという部分を、もっと市民の目線に立って考えていただきたいと思います。

 そういった意味でも、私は全庁的な取り組みとして、例えば、これは1つですけども、ISO9001を取得するんじゃなくて、その枠組みとして考えていくのも方向性の一つだと思いますし、バランススコアカードなど、そういった経営的な枠組みもございます。これからはそういった管理じゃなくて品質を高めていくご努力をしていただきたいと思います。

 先進都市では、三重県などは皆さんもご承知のとおりだと思うんですが、あそこは県だから、大きい単位だからできるんだとおっしゃられるかもわかりません。でも、岩手県の滝沢村なんかにおいても、例えばそういった経営品質に取り組まれ、経営品質大賞などをとられております。そういった意味を含めまして、管理じゃなく、そういった品質をこれから目指す経営を、ぜひともご努力していただきたいということを要望しておきます。

 それと、最初の部分で、財源の話がありました。もちろん広告をとるとか、あるいはバナー広告とか、今、他の先進自治体でもやっておられますが、それであくまで財源をとろうという発想じゃなくて、そうすることによって新たな今までの役所になかった発想を、これから行政に植えつけていかなければいけないんじゃないか、そんな思いでご質問させていただきました。

 さっきの品質の話とも関連するんですが、経営という部分を重視するならば、そういった品質と新たな発想というものを、ぜひともこれからの市政運営に取り組んでいただきたいということを要望して、質問を終わります。

平成20年第3回定例会(第3 626日)

○議長(岡本 茂) 吉田稔弘議員の一般質問は終わりました。

 次に、蔵立真一議員。

     〔蔵立真一議員登壇〕

○(蔵立真一議員) 高志会議員団の蔵立真一です。私は、一般質問を3点、市政のアカウンタビリティー(説明責任)について、救急車の適正利用に向けて、緊急地震速報への対応について質問をさせていただきます。

 まず、市政のアカウンタビリティーについて。

 議員になって1年が過ぎ、この間、一部テレビ報道では、今城塚古墳の随意契約の問題、新聞報道では農協の補助金の問題等々、施設の整備について、市民の皆様から見て何が起こっているのか、見えない、わからない、どうしてその施設が要るのか、どうして補助金を出さないといけないのか、政策を実行するためにその施設は、あるいはその施設への補助金は本当に必要性があるのか、妥当性があるのか、報道だけを見てとると、そんな単純な疑問を、あるいは不信感を市民の皆様が感じているのではないかと思います。

 私たち議員は、そうした市民の皆様のわからない部分、行政サイドの状況を確認し、そして実情を市民の皆様にお伝えする。しかし、すべての市民の皆様にというと限界がある。行政サイドも個別に市民の皆様すべてにそういった情報をお伝えできるかというと、なかなか限界がある。そうした中で、将来的にこうした課題、市政のアカウンタビリティー、つまり説明責任という部分をどう解決していくべきか、機能させていくべきか、そういう観点から、まず質問をさせていただきます。

 まず、第1点目、自治体が団体などに交付する補助金や負担金などは、議会において、概要や金額は審査の対象となりますが、市民の皆様は、補助金等が、だれの、どの事業に対して、幾ら支出されているのかなど、個別の情報をどのような形で知ることができるのか。また、補助金の基本的な考え方や見直し、評価等について、どこまで市民の皆様に公表しているのか、お示しください。2点目に、施設整備についての説明責任をどのように市として果たしているのか、ご見解をお示しください。

 2つ目に、救急車の適正利用に向けて質問をさせていただきます。

 6月23日付の読売新聞朝刊にて、または他の報道等々にて、救急車の非常識な要請が広がっている。軽症者の出動のために、最寄りの消防署以外の救急車が対応している。そのため、重病患者のもとへ救急車が到着するのがおくれ、患者が命を落としたケースがある。また、利用者のモラル低下も相まって、救急隊員がやるせない気持ちになっている、そういう報道がございました。議会でも、救急車のトリアージ、あるいは救急条例の制定について議論され、高志会議員団としても、救急条例の制定に向けて調査、研究をするよう要望書を提出させていただきました。救急車の適正利用について、考えていかなければいけない時期に来ているかと感じます。

 そこで、まずお尋ねをしますが、高槻市の消防本部では、現在、特別救急隊を含め、10隊の救急車を運用されているとお聞きいたします。特別救急隊を除く9隊の救急車は、それぞれ管轄区域があると思いますが、平成19年度中に管轄区域外へ出場したために支障を来したケースがあるのでしょうか。また、救急車の管轄区域はどのように決められているのでしょうか、ご見解をお示しください。

 3つ目に、緊急地震速報への対応についてです。

 中国での地震、あるいは岩手・宮城内陸地震が発生し、阪神・淡路大震災を間近で体験している高槻市民の皆様にとって、地震に対する市としての対応に関心を持っておられる、また、小学校の耐震化についての報道などもあり、高槻市は大丈夫かいな、そんな市民の方からの声をお聞きいたします。

 そのような状況の中で、緊急地震速報が昨年の10月1日から本格開始することとなりました。議会でもさまざまな議論がありましたが、学校での実証実験によれば、5秒以上の余裕時間があれば、緊急避難はおおむね可能である。兵庫県監察医の調べによりますと、阪神・淡路大震災では、死者の95%が即死であると報告されています。そういった震災に対して、もしそこに数秒、数十秒の余裕があれば、さまざまな防災効果をもたらすんじゃないかと考えます。

 そこで、まず第1点目、緊急地震速報は、高槻市には伝達される仕組みになっているのでしょうか。そして、その速報に対してどのように対応しているのか現状をお示しください。

 2点目に、緊急地震速報に対する高槻市としての認識、有効性については、現段階ではどのように考えているのかお示しをください。

 以上、1問目といたします。

   〔財務部長(中小路栄作)登壇〕

○財務部長(中小路栄作) 蔵立議員の一般質問にお答えを申し上げます。ご質問の内容が他部局にわたる部分がございますが、調整の上、ご答弁を申し上げます。

 まず、1つ目の、補助金などの対象者、対象事業、支出額等の個別情報を市民の皆様がどのような形で知ることができるのか、また基本的な考え方、見直し、評価等について公表をしているのかというお尋ねでございますが、予算書や決算書につきましては、それぞれ告示をいたして公表するとともに、主要な予算内容などにつきましては、広報紙やホームページに掲載し、決算時におきましては、決算内容につきまして主要事務執行報告書など、市民情報課にて市民の皆様方がごらんいただけるようにいたしております。

 また、評価等につきましては、各担当課などが対象事業の考え方など、自己評価をした事務事業評価表を市民情報課で閲覧に供するとともに、ホームページにも掲載をいたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

 次に、2点目の、施設整備等についての説明責任をどのように果たしているのかとのお尋ねでございます。施設整備等につきましては、事業計画段階において、事業目的や課題、求める効果等の検討を行い、その主なものは総合計画実施計画に上げて計画年次を明確にしております。設計段階においては、施設の概要等を常任委員会協議会にお示しするとともに、市民の方々への公開対象といたしております。

 また、毎年の予算編成において、事務事業評価の反映を行い、適切な予算査定に努めるとともに、予算書や予算説明書等について、市民情報課で閲覧できるようにするなど、市民の方々への説明責任を果たすようにいたしておるところでございます。

 よろしくお願いをいたします。

    〔消防長(畑 宗男)登壇〕

 ○消防長(畑 宗男) 蔵立議員の救急車の運用に関する質問についてお答えいたします。

 現在、特別救急隊を含めまして、各署所で10隊の常備救急車と、中・北消防署にそれぞれ1台の非常用救急車を配備して運用をしております。議員お尋ねの管轄区域外への出場は、年間、相当数ございますが、大きな支障は生じておりません。また、署所の9隊すべてが出場したときには、中・北消防署に配置の非常用救急車の隊編成を行い対応しております。

 次に、救急車の出場区域の規定については、名神高速道路を除いて、市内を54か所の丁目単位のブロックに分け、各署所から距離、道路網等を基礎に、各救急隊の優先順位を細かく定め、支障がないように設定し運用をしております。

 以上でございます。

   〔総務部長(上田豊喜)登壇〕

○総務部長(上田豊喜) 蔵立議員の第3番目の、緊急地震速報への対応についてのご質問でございますが、緊急地震速報の情報の入手方法につきましては、平成19年10月1日から準備のできた放送局から順次、テレビ、ラジオにて放送されてきたところでございます。システムを活用しております一部の自治体は、消防庁によるJ−アラート、全国瞬時警報システムと申しますけれども、これを用いた防災行政無線による放送を行いますが、気象庁が放送を発表いたしまして、それを消防庁が受信いたしまして、そして各市町村へ連絡するものでございまして、各市町村は同報無線の自動的な起動を行いまして、拡声器からの放送で伝達するものでございます。したがいまして、自動起動をいたしまして、放送を開始するまで一定の時間を要するため、この放送が主要動の到達に間に合わない場合が生じるわけでございます。

 先日の岩手・宮城内陸地震では、揺れの到達前に速報が流れまして、身の安全を守ることができたという事例も報道されておりましたが、一方では、通信回線のトラブルであるとか、あるいは防災行政無線の自動起動のタイムラグによりまして、緊急放送が間に合わなかったケースもあったと聞いておりますので、システムの運用につきましては、課題も多く残されていると考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。

○(蔵立真一議員) 答弁、ありがとうございました。順序は逆になるかもしれませんが、順次、また、ご質問をしていきたいと思います。

 まず、救急車に関してですが、今のところ区域外の出動でも問題はなかった。そして、区域の規定はきめ細かく行っているということでした。平成19年度高槻市での軽症患者は65.2%、この数字は全国あるいは大阪府より高い数値でありまして、今後、高齢化率が約10年後は30%を超えると言われている高槻市においても、適正利用を考えていかないと重症患者が救えないケースも起こり得るんじゃないか、そういう意味を含めまして、救急車の適正利用に向けて、現在どのような方策を実施されているのかお示しください。また、重症患者を救う特別救急隊の現状の取り組み、今後への展望についてお示しください。

 次に、緊急地震速報についてです。

 今、J−アラート等あるが、課題等があるという答弁をいただきましたが、この緊急地震速報は、現在、一般利用者向けというのと高度利用者向けという2つがございます。一般利用者向けというのは、皆さんご存じのとおり、テレビやラジオで速報が流れる、しかし常にテレビをオンにしておかないと、その情報はもらえない、震度5弱以上でないとその情報は発信しないし、またエリアも広域である。

 それに対して、鉄道あるいは医療機関等々、緊急対策のために気象庁が発信している高度利用者向けというのがあるんですが、それは受信端末にLANケーブルで接続し、その接続した緯度、経度で簡単に登録することによって、ピンポイントでの震度、揺れるまでの時間をカウントダウンしていく。例えば15秒後、地震が起きますよとなったら、5、4、3、2、1、そして警報が鳴るといったシステムがあり、今回の岩手・宮城内陸地震では、一般利用者向けより約2秒から5秒、データ送信が早かったというデータもございます。

 また、マスコミでも広く紹介されることとなり、昨今、新聞報道でも小学校の耐震化が浮き彫りになっていますが、予算の関係上、すべての小学校の耐震化がどこまでできるかというと、なかなか難しい、それも理解するところです。

 そういった意味で、まずできるところから、そしてローコストであるという観点から、こういった高度利用者向けの新端末の設置に向けて、調査、研究していく時期に来ているんじゃないかと思うんですが、ご見解をお示しください。

 次に、アカウンタビリティーについてです。

 今、補助金や負担金について、市民情報課へ行けば、あるいはいろんなインターネット、ホームページ等でわかる、そのような答弁をいただきましたが、そういった審議はこの議会で行われるわけです。先日の議会の中で、ある傍聴をされた方から審議内容、時間が短いんじゃないか、そんなご意見がありましたが、それは何でそういうふうに皆さんが思われているかというと、ここでの議論自体も、やっぱりまだまだ見えてない、そんなふうに感じておられるんじゃないかと。きょうでも決算書の提出の議論がありましたけども、果たしてきょう来ておられる傍聴者の方々がこういった決算書――我々はいただいているからこの場で説明をいただいたらわかるんですけども、こういった決算書を、傍聴される方にもお示しすることによって、この議会の中でそういった補助金、あるいは負担金についての議論もしている、そして我々議会だけじゃなく、傍聴されている方も審議を見つめていける、そういった、まず基本的な部分から説明責任を、私は果たしていかなければいけないんじゃないかと思います。

 また、ホームページ等、今ご議論いただきましたが、例えば3月議会の委員会の議事録なんか、まだアップしていない状況。もうすぐ7月になろうという中で――議事録等の議会の情報はやっぱり早く、スピードあるいは積極性というものを――私はそういったアカウンタビリティーという意味で進めていかなければならないと思います。

 また、もう1点の、施設整備等について説明責任をどのように果たしているかという点です。市政のアカウンタビリティーのある状況というと、施策の実施について、実施の前あるいは実施の後に対して、効率性や有効性、妥当性なんかをきちんと評価する、そして、その評価を市民の皆様に説明、説得することによって市民の皆様から信頼を勝ち得るんじゃないか、そして、そういったサイクルができて、初めてアカウンタビリティーが機能していると言えるんじゃないかと思うんですが、今のお話では、計画段階で効果等の検討を行い、その検討の内容がどういったことか、それがわからないから市民の皆様が施設整備に関して、疑問を持たれているというふうに感じております。そういった意味で、施設整備の計画段階で、私は事前に事務事業評価を行っていくべきではないかと思いますが、現在、どのように行っているのか、お示しをください。以上、2問目といたします。

○消防長(畑 宗男) 2問目の質問にお答えを申し上げます。

 議員ご指摘のとおり、軽症患者の救急搬送割合は、全国平均と比較いたしましても高槻市は10%以上の高い数値を示しております。今後も、高齢化や核家族化等で救急需要の増加が懸念される中、救急車の適正利用についての取り組みにつきましては、広報紙、ケーブルテレビ並びに消防フェスティバル、健康フェア等、各種イベントの機会を通じまして、救急車の適正利用を訴え、市民の理解を得られるよう、さらに努力を重ねてまいります。

 また、特別救急隊の現状の取り組みといたしましては、さらなる救命率の向上はもとより、一人でも多くの社会復帰患者の増加を目指して、鋭意、訓練に取り組んでいるところでございます。

 今後の展望といたしましては、現在の状況を検証しつつ、出場基準の拡大等を検討し、市民にとって、さらに有益な運用を図ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

○総務部長(上田豊喜) 緊急地震速報に係る高度利用者向け受信端末の設置についてでございますが、気象庁からの緊急地震速報につきましては、今も蔵立議員からご紹介がありましたように、一般向けと、それから高度利用者向けがございまして、その受信方法につきましても専用受信端末によるものと多数ございますが、それぞれの特性等の研究、検討が必要であるというふうに考えております。基本は、緊急地震速報の受信の有無にかかわらず、周囲の状況に応じて慌てずに、まずは身の安全を確保することでございまして、突然揺れても慌てずに対処する心構えが必要となります。したがいまして、日ごろから家族で話し合ったり、家具の固定等、地震対策が不可欠と考えております。

 本市といたしましては、緊急地震速報の特性を出前講座、あるいは各種研修会等々、さまざまな啓発機会を通じて住民に周知するとともに、くだんのシステムの研究に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○政策統括監兼市長公室長(福田 勲) 蔵立議員からの施設整備の計画段階での事業評価に関するお尋ねでございます。

 まず、計画段階では、事業目的や課題、求める効果などにつきまして検討を行った上、事業計画を作成することになりますが、場合によりましては専門家や外部機関、庁内各課の意見を取り入れるなど、さまざまな角度からの検討を行っているところでございます。また、これらの段階を経て、事業化に当たっては、総合計画を初めとして、各種行政計画、財源等を含め、総合的に政策判断を行うこととなります。

 このような中で、特に施設整備につきましては、事後の評価だけでは不十分ではないかとのご指摘でございますが、現在、事業開始までの間に、本会議や常任委員会、委員会協議会などにおきまして、種々の資料をお示しし、ご説明し、ご審議いただいているところでございます。また、その資料などを公開するなど、市民の皆さん方への説明責任を果たすよう努めているところでございます。

 なお、第7次の行財政改革大綱実施計画におきまして、「新規事業提案策定手順の構築」として掲げておりますように、事業の目的、効果や、その必要性につきまして、より一層明確となるよう、事前評価制度の導入に向けた検討などを進めておりまして、今後とも、より公正な行政運営の確保と、より効果的な行財政運営に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(岡本 茂) お諮りします。

 本日の会議時間は、議事の都合により、午後7時まで延長したいと思います。これに異議ありませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岡本 茂) 異議なしと認めます。

 したがって、本日の会議時間は午後7時まで延長することに決定しました。

○(蔵立真一議員) 答弁ありがとうございました。

 まず、救急車の適正利用についてですが、さまざまな啓発活動をされているということをお聞きしました。特別救急隊でも救命率の向上を目指すということで、その中でやっぱり理不尽な利用者の方々が今後ふえていくかもわからない。そういった意味の中で、横浜市とか東京都でも、今、救急条例を制定する、あるいは研究していく、そういった状況ですんで、そういった部分で調査、研究を行っていただけたらと思います。また、救急車もこれから効率的に運用をしていかなければいけない。その中で、今、タクシーの配車なんかにおいても、GPSを利用して配車をされているというお話をお聞きいたします。大阪市では、初動消防活動システムを導入され、救急車の配車管理について有効に、今、活用されている。もちろん予算の関係もあると思うんですが、豊中市や吹田市でもそういった方向に向かわれているということをお聞きしてますので、ぜひともそういったシステムの導入、活用、高槻市でも検討、研究していただけたらと思います。

 次に、緊急地震速報についてですが、今、検討していくというご答弁でしたが、東京都なんかにおいては福祉施設や、あるいは都立学校において高度利用者向けの緊急地震速報を利用して整備を進めつつある。あるいは川崎市、藤沢市、相模原市といったところでも、そういった緊急地震速報、高度利用者向けの部分を研究されて整備しつつあります。

 民間業者で、現在、販売しているもので5万円から10万円程度の物なので、システムを導入するとなると、また高額になってくるかもしれませんが、すべての小学校や公共施設の耐震化、もちろんそれもしていかなければいけませんが、まずできるところという部分で、こういった高度利用者向けの緊急地震速報を調査、研究していただきたいと要望いたします。

 そして、最後、アカウンタビリティー、計画段階での事務事業評価という部分ですけども、その事務事業評価は、今の答弁じゃ、まだ行われていないということで、さまざまな角度から施策を検討する、あるいは総合的に施策を判断すると答弁がございましたが、そういったさまざまな角度、あるいは総合的というのが結局何なのか、あいまいじゃないか、何でその計画を導入したのか。例えば、補助金の問題もそうですけども、何で補助をそういった選定にしたのかという部分が、市民の皆様が疑問を感じておられるところじゃないかと思います。今の答弁を聞いていると、事後評価は行政でしている、しかし、そういった事前評価は、この議会でお示ししている、議会でお願いしているみたいな感じに私は受け取ってしまったんですが、そういった事業の選別、どの計画を選んでいこう、やっていこうと決めているのは、私は行政の皆さん側だと思うんです。施設整備にしても補助金にしても、そういった部分において、私は、これからはやっぱり事務事業評価、特に事前評価を行っていかなければいけないんじゃないかと思います。

 今、答弁がありました第7次行革大綱の中でも検討していくということですので、今後、推移を見守っていきたい。もちろん評価というのは、絶対的なものはなかなかできない。判断、基準、時間的な部分、あるいは費用対効果、そういった部分を本当に客観的に判断できるかというと、なかなか難しいということもわかっているんですけども、それでもやっぱりやらなければいけないと思うんです。完璧な分析はでけへんけども、企画の立案能力、それはやっぱり事前評価があることによって高まっていくんじゃないか。そして、マネジメントサイクルを行っていく、事前のそういった評価、ぜひとも今後とも取り入れていただきたい。また、今後の議会でも推移を議論させていただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

平成20年福祉企業委員会( 917日)

○(蔵立委員) 私も一般会計補正予算説明書の19ページの母子家庭自立支援給付金事業について、野々上委員とかぶらない部分でお尋ねをしたいと思います。

 この事業は、母子家庭のお母さんが就業経験が乏しい、あるいは生計を支えるため、十分な収入を得ることが困難な状況に置かれている場合が多いということで、厚労省が自治体と協力して就業支援に取り組んでいこうという事業であると認識をしております。

 まず、質問させていただきたいんですが、この事業はいつから行われている事業なのか。また、この事業に対して事務事業評価としてはどうとらえているのか。またこういった母子家庭の世帯数です、例えば、過去3年間の世帯数の状況、これからの推移、どのように市として考えているのか、お示しください。 以上です。

○(堀江子ども育成課長) まず、母子家庭自立支援給付金がいつから行われているかというご質問でございますが、自立支援教育訓練給付金事業は、本市は平成17年4月から実施しております。また、高等技能訓練促進費事業は、本市は平成18年10月から実施しております。

 続きまして、母子家庭世帯数の推移でございますが、児童扶養手当受給権者数で申しますと、平成17年度2,735世帯、平成18年度2,815世帯、平成19年度2,844世帯と年々増加しており、今後も増加傾向にあると考えております。

 さらに、事務事業評価を踏まえた本事業の評価でございますが、母子家庭等自立促進計画においても、就業支援の推進は基本目標の一つとなっており、今後、よりよい就業を目指す上で本事業は大変重要であり、実効性があると考えております。今後も母子自立支援プログラム策定事業と連携をして支援を行うことにより、就業支援のフォローアップを含め、相乗効果を図ってまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。

○(蔵立委員) ありがとうございました。平成19年8月に、高槻市で母子家庭等自立促進計画策定のためのアンケート調査が実施されましたが、この調査を見てますと、母子家庭等のお母さん方、特に困っていることとして、まず第一に、家計について困っているいうのは4割弱を占めて、一番数値が高いと、その主たる要因として考えられると思うんですが、従業員としての地位という部分、臨時パート勤務あるいは派遣社員のお母さん方が47.5%、またそういった方の就労収入150万円未満の世帯が4割を占めているという結果になっています。

 そうしたことを考えると、例えば、パート派遣社員から常用勤務者へ地位向上をどう上げるか、就労収入をどう上げるか、また、ひいては母子家庭のお母さん方が困っていることをどう解決するかということが、市としての課題であり、そんな中でこの事業というのがあるということを認識してるんです。今お話ししてますと、就職支援、キャリアアップということで、こういった補助事業がある、母子家庭世帯は増加傾向にある、2,800世帯ほどだと、その割には、先ほど野々上委員の質問の中にもありますが、受給者数が少ないように感じています。

 今、答弁の中でこの事業は重要であり、実効性があるという答弁でしたが、本当にそれが実効性があるのかという部分があいまいでわかりづらい感がいたします。目的趣旨は合ってて、私も主観としてはいいと思うんですけども、本当にその事業が有効だということをきちんと評価しないと、例えば、これは予算的には小さいかもわからないですけども、大きな補助金に対してと考えると、いろんな議論があると思うんです。そういった状況の中で、この状況の分析として、例えば、今回アンケート調査されましたが、これ以前にアンケート調査をされて、その比較の上でこの事業が実効性がある、需要性があるということを考えたのか、過去にこういったアンケートをとったことがあるのか、お示しをください。

○(堀江子ども育成課長) 過去にアンケートをとったことがあるかというご質問ですが、平成20年3月に策定された高槻市母子家庭自立支援促進計画では、過去にアンケートを市としてとったものではなく、国がとっております平成17年国民生活基礎調査、及び平成18年度全国母子世帯等調査等の比較において現状分析をしているところでございます。

○(蔵立委員) 母子家庭の所得の上昇っていう部分は大変重要で、私も理解できるとしているんですけども、その実効性という部分がやっぱり根拠としてわかりづらい部分があるかと思うんです。もし、このお金を、例えばほかのことでやれば、そっちのほうが有効ではないかという議論にもなってくると思うので、そういった意味で、補助事業をする際に、きちんとした評価――例えば事前評価、よく言われてますけども、そういった部分を考えていただきたいというのを1つ要望いたします。

 また、別の角度から質問させていただきたいと思うんですが、今回この事業内容がわかる、あるいは把握できる、お母さん方が理解できる、するというツールを考えると、私が把握するところ、ひとり親家庭福祉のしおり、あるいはホームページ等になってくるかと思うんです。現在、先ほどのアンケート調査の中では、母子家庭に対する制度や施策の認知度が5割を下回っている、あるいは利用方法がわからないという母子家庭のお母さん方、47.7%、父子家庭では40%であるという結果が出ています。そんな中で、こういった事業内容をいかに周知していただくかが課題かと考えますが、ここで確認したいと思うんですが、こういった事業の内容を周知できるツールというのは、こういったしおり、あるいはホームページということで正しいのか、また、こういったしおりというのは、いつお母さん方、お父さん方に配布されることになるのか、周知している認知度が低いということを市としてどう認識しておられるのか、お示しをください。以上です。

○(堀江子ども育成課長) まず、母子家庭等の周知でございますが、先ほど委員お示しのアンケート結果を踏まえ、平成19年度から児童扶養手当の新規申請者については窓口でご案内するとともに、毎年8月の現況届の提出通知に、制度を紹介するチラシを同封するなど、市が把握し得る母子家庭のお母さん方の目に触れる形でのご案内をしているところでございます。そのほか、ひとり親家庭福祉のしおりや、市広報、ホームページ等を活用して周知に努めているところでございます。

 なお、お尋ねのしおりを配布するタイミングでございますが、市に初めて児童扶養手当の申請に来られたときにお渡ししているものでございます。また、市のホームページには、ダウンロードできるようにしております。今後ともそのような機会を通じて制度の周知に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

○(蔵立委員) しおりが19年度から配布されたということで、例えば、そしたらそれ以前にそういった状況に置かれたお父さん方、お母さん方というのは、なかなか詳しく情報がいただけないんじゃないかと思うんです。もちろん、ホームページ等でダウンロードしたらお取り寄せできますよということですけども、このアンケート調査の中で、例えばお母さん方が取得したい技能として、パソコンとかエクセルとかワードという技能を取得したいという方もおられる。そういう方はやっぱりパソコンというのはなかなかふなれじゃないかなという思いがいたします。まず、お母さん方に周知していっていただくために、しおり等を各世帯配布していただくのも一つの手じゃないかと思うんです。また、制度改正があったりすると、例えば、今般、常用雇用転換奨励金などが廃止になったという情報なんかも、なかなかお母さん方、知らないという方が多々いらっしゃると思うんです。そういった中で、改正等の情報をきちんと知らせていただきたいのと、そういったしおりをできたら母子家庭のお母さん方に、父子家庭のお父さん方に配布していただけたら、周知がなお広がるんじゃないかということを要望して質問を終わります。

平成20年第4回定例会(第3 929日)

○議長(岡本 茂) 太田貴子議員の一般質問は終わりました。

 次に、蔵立真一議員。

     〔蔵立真一議員登壇〕

○(蔵立真一議員) 高志会議員団の蔵立真一です。私が議員として当選して、初めて質問をさせていただいてから約1年半がたちました。各議会で質問した内容の進捗状況の確認も含めて、質問をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 大きな視点で1問、市政の政策形成について、小さな視点で1問、放課後児童対策について質問をさせていただきます。

 私は過去、行政評価、市政運営、説明責任等々一般質問を行ってまいりました。

 全国の地方自治体の財政状況は、ご存じのように、バブル崩壊後急激に悪化。全国の自治体の借入金残高は、平成3年ごろまで70兆円程度でありましたが、平成20年度末には197兆円になる見込みである。また、通常の収入に対する人件費、扶助費、公債費等の経費の比率を示す経常収支比率も、平成5年ごろまでの70%台から90%を超える水準になるというシンクタンクの調査があります。同比率が90%を超えているということは、人件費などの固定費に税金が優先的に使われ、投資的な事業に回す資金にほとんど余裕がなく、実施するためには、さらなる借金をしないといけない状態であることを示しています。

 その中で、高槻市は都市経営の視点を取り入れ、黒字財政であることは、大変評価するところであります。しかしながら、黒字だから何となく市政が良好かというと、まず1つは、市民のニーズと施策がきちんとマッチしているのか、市政としての経営の品質というのが、果たしていいのか悪いのかという部分をきちんと示さなければ、黒字の意味というのは深まっていかないのではないかと考えます。

 今までの行政管理というと、PLAN・DOの反復の行政運営を行ってきましたが、これからは行政経営という視点に立って、PDCAのマネジメントシステムを構築する、特にCAの部分を重視することが、政策形成において大切な部分になってくるかと考えます。そして、市長の施政方針でも、そうした部分に取り組まれていることは評価するところであります。

 PDCAのマネジメントシステムの基本は、事前評価、事後評価になってくるかと考えます。

 事後評価では、ある施策や事業についての結果を明らかにし、目標や計画と照らし合わせることで事後的に評価をしていこう。これに対して事前評価は、施策、そしてそれにつながる事務事業について、次年度にどのように取り組むのか、その結果――成果や活動量――をあらかじめ見積もり、予算に基づく事業費とともに、年度当初に開示しようとするものです。

 こうした事前、事後の評価を活用して、各施策、それにつながる事務事業は、どのようなビジョンに基づいて、何を、どこまで目指すのかということを示すことで、なぜその予算を必要とするのかということについて、市民の方々により理解、納得をしていただくべきではないか。また、お金を使ってしまう前の情報を充実させることで、市の取り組みや予算に、より大きな信頼を持っていただけるのではないかと考えます。

 そうした中で、幾つかの課題について質問をさせていただきたいと思います。

 まず、PLANの段階として、現在、第7次行革大綱に掲げてある、新規事業提案策定手順の構築を検討されていますが、現在の進捗状況をお示しください。また、次年度の新規事業を行うとすれば、どのような提案策定の手順を踏まれるのか、お示しをください。

 次に、事務事業評価に対して、それぞれの事業に見合う成果の数値目標の設定、指標については、過去の質問の中で、今後も研究、検討するとのことでしたが、現在、どのような研究、検討の取り組みをされているのかお示しください。

 次に、CHECKの部分としてですが、事務事業評価と業務精査の関係、整合性をわかりやすくお示しください。

 最後に、ACTIONの部分として、事務事業評価は、努力した部署に対してインセンティブを与える手法の一つであるという過去の質問の中で認識をいただきました。現在では、どのようなインセンティブを与えているのか、具体的事例があれば交えてお示しください。

 次に、放課後児童対策についてであります。

 近年、子どもを巻き込んだ事件がふえる中、子どもの成長にとっても、子どもの安全な遊び場を確保することは重要なことであり、学童保育も、また放課後子ども教室も、国の政策としてはそれぞれ充実させることを重視しております。しかし、この2つの事業は、目的も内容も実施状況も大きく異なっており、今、求められているのは、それぞれの事業を目的に応じて、その上で連携を図っていくことではないかと考えます。急激な社会構造の変化の中、犯罪の低年齢化、家庭・地域の教育力の低下、昨年10月、放課後子どもプラン推進委員会を設置され、高槻市放課後子どもプランを策定されました。その策定の中で、どのように議論され、どのような課題があると認識されたのかお示しください。

 また、本年4月から放課後子ども教室の4校モデル実施を行うとのことでしたが、現在の実施状況、参加状況、また、これから実施予定の放課後学習室との連携はいかがなものかお示しください。

 以上、1問目といたします。

 〔政策統括監兼市長公室長(福田 勲)登壇〕

○政策統括監兼市長公室長(福田 勲) まず、新規事業提案策定手順の構築の進捗状況につきましては、今年度、新規事業の策定手順の構築に向けた手法といたしまして、平成21年度に、新規に計画をして予定しております事業につきまして、事業の実施の必要性や、市が主体となって実施する必要性などにつきまして、ヒアリング等を実施いたしました。

 現在、これらの結果を踏まえまして、今後、事務事業評価制度等との整合や予算システムとの連携、帳票類の整理などを視野に入れまして、事務事業の事前評価制度として検討、調整を進めているところでございます。

 なお、現在、新規事業の実施に当たりましては、事業計画の策定の後、予算要求、予算査定を通じて決定されることとなっております。

 次に、数値目標などについてのお尋ねでございますが、事務事業評価は、その評価単位を財務会計上の見積事業を基本に設定し、各事務事業の目的を明確にし、目的の達成度や効率性の検証などを行い、改善点など、今後の方向性を見出すために実施しております。

 適切な評価作業を行うには、評価、検証の基本となる成果指標の設定が大変重要でありまして、評価そのものを左右するものと考えております。しかしながら、一方で個々の事務事業ごとに、この成果指標の具体的な設定や、その測定評価は一般に難しいものとされております。こうしたことから、毎年度の施策基本事業、並びにそれらを構成します事務事業を設定するに当たりまして、各所管との協議を行う中で、適切な成果指標の設定を要請するなど、その向上に努めているところでございます。

 事務事業評価と業務精査との関係についてでございますが、事務事業評価は所管部局の事後評価によりまして、事務事業の改善、見直しにつなげようとするものでありまして、業務精査は所管部局ではなく、市長公室、総務部、財務部で構成いたします業務精査専門部会が所管部局の事務事業評価の成果を踏まえまして、2次評価の視点から点検評価を行うものでございます。各所管部局は、業務精査の点検評価を踏まえまして、当該事務事業の主体的な見直しを行うことになることから、業務精査は事務事業評価の目的であります、効率性の検証や、改善点の発見に寄与するものであり、自己評価である事務事業評価を補完する役割を果たしているものと考えております。今後とも事務事業評価と業務精査との連携により、相乗的な効果を上げてまいりたいと考えております。

 事務事業評価とインセンティブについてのお尋ねでございますが、行政評価システムにおきます施策基本事業評価では、構成いたします事務事業評価を基本に、所管部局が拡充、成果、維持、縮小、休止、廃止等の相対評価を行うことといたしております。こうした相対評価に基づきまして、拡充すべき事業への重点的な予算配分等を可能とする、所管部局へのインセンティブの付与につきましては、一層の相対評価の精度、熟度の向上とともに、具体の事務事業の見直しを推進するためにも、有効であると考えておりますが、現在は、事務事業評価そのものの精度を上げていくことから、環境整備を図ってまいりたいと考えているところでございます。

 以上、よろしくお願い申し上げます。

 〔地域教育監(春本一裕)登壇〕

○地域教育監(春本一裕) ただいま放課後児童対策についてのお尋ねをいただきましたが、他部局にまたがりますので、調整の上、私のほうからお答えをさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

 まず、放課後子どもプランについてでございますが、放課後の子どもたちの安全や、安全で健やかな居場所づくりを目指し、平成20年3月に作成をいたしております。このプランは、文部科学省と厚生労働省が連携をいたしまして、放課後子ども教室推進事業と放課後児童健全育成事業を実施する総合的な放課後対策事業でございます。

 本市も平成19年9月に、放課後子どもプラン推進委員会を設置いたしまして、事業形態等について検討をしたところでございます。検討内容につきましては、今日、青少年を取り巻く環境は非常に厳しい状況にございますことから、子どもたちの安全で健やかな居場所の確保とともに、就労支援、子育て支援を推進する事業として、市民からの強い要望がある学童保育事業と、モデル的に実施する放課後子ども教室の実施が検討されました。その中で、学童保育の充実が課題とされております。

 次に、今年度からモデル的に実施しております放課後子ども教室の現状でございますが、現在、2つの小学校区で実施をいたしております。この2校の実施状況につきましては、どちらも運営母体はコミュニティ、自治会、PTA、学校長等が参加をいたしまして、放課後子ども教室運営委員会を組織し、放課後児童の安全、安心な居場所づくりを推進いたしております。

 まず、寿栄小学校区におきましては、NPO法人さくらスポーツクラブ「パティオ」を中心に、毎週水曜日の午後1時から5時までの開室時間で、児童は38名が登録いたしております。次に、樫田小学校区におきましては、小学校のランチルームを中心に、毎週金曜日の午後1時から5時で開室いたしておりまして、45名の児童が登録し、参加をいたしております。

 続いて、放課後子ども教室と放課後学習室との関係でございますが、本市の放課後学習室につきましては、学校管理下において、学習習慣の定着、学習意欲の向上をねらいといたしまして、学力向上への取り組みを行おうとするものでございます。放課後の子どもたちの安全な居場所の確保をするための放課後子ども教室とは目的が異なる事業でございます。

 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

○(蔵立真一議員) ご答弁ありがとうございました。

 順序は逆になりますが、まず、放課後児童対策について質問をさせていただきたいと思います。

 放課後子どもプランの策定に当たり、学童保育の充実が課題であるという答弁でした。私としては、以前からも質問をさせていただいてますが、待機児童が出ている保育室の問題、あるいは平日6時までの開室時間となっているが、保護者の迎えが現状は難しい状況、夏季、冬季、春季の朝の開室の開始時間の問題、年末年始、夏季休暇期間の休室期間、あるいは市販のおやつを配付している状況等々質問させていただきました。そういった部分は、現状として今どういう認識をされているのか、再度質問します。

 また、放課後子ども教室についてですが、寿栄小学校では、登録児童数が38名と少ないように感じます。どのように周知をされているのか、また、途中での登録は可能なのかお示しをください。

 また、同じく別の場所で学童保育も行っている。そんな中、例えば、運動場を学童や、あるいは子ども教室、お互いが使う場面があるかもしれませんが、学童保育との関係はいかがなものかお示しください。

 また、学校長が参加するとのことでした。放課後子ども教室と学校長とのかかわりをお示しください。

 そして、最後に、これからの実施校の選定の方法、今後の方向性をお示しください。

 次に、政策形成についてでありますが、今の答弁では、市としては、まずは事後評価の充実、精度を上げていく、それから新規事業なりの事前評価、インセンティブ等、課題に対して取り組んでいくという流れだったと思います。

 まず、事前評価の部分として、新規事業については、現在では、事業計画の策定の後、決定するとありましたが、計画策定の前の部分がわかりづらいから、どうしてその計画を策定したのか、ニーズとどうかかわりがあるのかということをきっちりと示す体制にしていかなければいけない。そのためには、新規事業提案策定手順の構築というのは、大変重要なことだと考えます。現在では、ヒアリング等を実施し、策定に向けて取り組んでいるとのことでした。ぜひ新規事業の評価制度にとどまらず、事務事業評価の中の事前評価制度としていくよう、事前評価の充実を要望いたします。

 次に、成果指標の設定についてですが、評価、検証の基本の目標となる成果指標が評価そのものを左右するという答弁でした。であるならば、適切な評価作業を行うためには、例えば、ベンチマーク等で市民の満足度と連動した、わかりやすい目標や成果指標を設定することこそが第一じゃないかと。そうでなければ、適切な成果設定をしていない中で行われている事務事業評価や、そして、それを補完する業務精査は十分な効果が発揮できないことになるのではないかと考えますが、ご見解をお示しください。

 また、各部署に適切な成果指標の設定を要請するとのことでしたが、各部署にゆだねる前に、政策立案の段階で、政策を企画する側から、大きな枠組み、基本的な柱となる政策や施策事業評価なりから、成果指標を設定することが第一だと考えますが、ご見解をお示しください。

 次に、事務事業評価と業務精査の関係についてですが、業務精査はこれだけを実施しても、一部事業の廃止や外部委託に変更したにすぎず、事業費を若干削減したという実績しか残らなかったりする可能性がありますが、高槻市では事業の評価と連動して、2次評価の視点から、事業の改善、見直しを行うことにより、より精度の高い評価作業を行っているということは、他の自治体と比較しても大変評価できる部分だと考えます。ただ、幾ら一部の事業費を削減しても、それ以外の不必要な事業が何らかの形で温存されていれば、そこには将来へのリスクを残すことになるかと考えます。

 答弁では、事務事業評価、業務精査の連携を図って相乗効果を上げていきたいとのことでしたが、第7次行革大綱の中で、業務精査は4年間で全事業を行い、実施するとのことでした。それでは、事務事業を補完する業務精査は4年後以降行わないのか。また、19年度は866事業のうち、125事業の業務精査を実施しました。どういう意図で優先的に125事業の業務精査を実施したのかお示しください。

 最後に、インセンティブを与えているのかどうかという部分ですが、答弁では、インセンティブについては、重要な要素と考えているが、事務事業評価そのものの精度を上げていくことから環境整備を図っていくとのことでした。行政評価というのは自己評価でありまして、自己評価であるがゆえに、みずからを悪く評価するのは、なかなか難しいと考えます。インセンティブを付与しなければ、職員の皆様の目標に向かって仕事をする士気、評価に対する認識も下がるのではないかと考えますが、ご見解をお聞かせください。

 以上、2問目といたします。

○子ども部長(法幸貞次) 蔵立議員の学童保育事業に関する数点にわたるご質問にお答えをいたします。

 初めに、待機児童が出ている保育室についてでございますが、待機児童の解消は喫緊の課題と認識しており、平成17年度以降、毎年2室目の保育室を整備し、その解消に努めております。

 次に、閉室時における保護者の迎えについてでございます。保護者から保育時間の延長要望も強く、平成18年度より午後6時まで1時間の延長を行いましたが、児童の帰宅につきましては、安全対策上、保護者の迎えを原則として周知を図っているところでございます。しかし、児童が閉室時間まで利用する平均の割合は、平日で在室42人中18人、うち保護者の迎えは4.5人であり、迎えを求めるのは困難な状況でございます。

 長期休業期間中の開室時間については、閉室時間の延長と同時期に15分早め、午前8時45分開室となっております。また、学校内への入校は、本年度より午前8時30分から午前8時へと30分早くし、警備員も配置をしております。年末年始及び夏季の休室期間につきましては、開室するとすれば、この期間の児童の利用率や指導員の確保、経費等の問題があると認識をいたしております。

 そこで、これらの課題を調査するため、保護者の迎えの状況や、1日の利用者数、平日の17時、18時、土曜日の16時、17時の在室者数を8月の休室期間前後の各1週間、夏休み明けの9月当初2週間、年末年始前後の各1週間、3月の下旬について、全保育室で利用実態調査を行い、状況の把握に努めてまいりたいと考えております。

 最後に、市販のおやつ配付でございますが、各保育室の保護者会が任意で実施をされております。購入につきましては、安全性の確認や、アレルギー等の個人の体調、また栄養のバランスを配慮する中で実施されていると聞いてございます。

 以上、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

○地域教育監(春本一裕) 放課後子ども教室について数点のご質問でございます。

 まず、登録者数が少ないのではないかなというご指摘でございましたが、保護者等への周知と途中登録についてでございますが、まず、保護者の皆さんにつきましては、放課後子ども教室実施の周知につきましては、放課後子ども教室運営委員会が学校を通じて保護者、子どもに対してお知らせをいたしております。寿栄小学校放課後子ども教室におきましては、キッズ広場というような愛称をつけられて、皆さんに呼びかけをしていただいているところでございます。途中での登録につきましては、定員を設けているわけではございませんので、途中登録は可能でございます。

 次に、放課後子ども教室と校長先生とのかかわりについてでございますが、当該校の子どもたちが中心になることから、会場の提供であるとか、学校関係の情報提供など、運営委員会との連携を図るための運営委員の一員となっていただいております。

 次に、実施校の選定についてでございますが、放課後子ども教室の立ち上げに当たりましては、まず初めに、校長会を通じて本年度実施の内容について説明を行ってまいりました。また、具体的な学校の選定につきましては、学童保育事業の未実施校の放課後の状況や、子ども教室の受け皿となる地域のコミュニティ組織の状況を把握した上で、各関係団体や校長に実施の要請を行ってきたところでございます。今後も、このような視点を踏まえ、さらに他の地域についても働きかけを行ってまいりたいと考えております。

 次に、学童保育との連携でございますが、外遊びなどにおいて、競合する場合などにおきましては、両方の指導員が参加児童の安全を確保することなどをして協力に努めております。放課後子ども教室では、まずは、参加児童の安全確保に重点を置き、放課後の子どもたちの安全な居場所づくりに取り組んでいきたいと考えております。その上で、学童保育と、今後、連携でき得るものは何があるかなどについて、協議をしてまいりたいと考えております。

 最後に、今後の方向性についてでございますが、放課後子ども教室につきましては、平成20年度のモデルプランとして実施しておりますが、現在、実施しているモデル校での実施状況を把握し、また学童保育事業との関係も整理する中で、今後のあり方を判断してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上でございます。

<PAGE="145">

○政策統括監兼市長公室長(福田 勲) 蔵立議員の政策形成に関するお尋ねでございます。

 まず、成果指標に関するお尋ねでございますが、事務事業評価は、施策基本事業を構成します事務事業を評価するもので、その評価結果は、今後の施策展開を進めるための重要な指標となるものでありまして、活動指標とともに、適切な成果指標の設定が大切であると考えております。

 そして、事務事業評価の段階では、効果性や効率性の評価に重きを置いた活動指標を中心とする業績測定が主な目的となっております。こうしたことから、現在の事務事業評価と、事務事業評価を活用した業務精査は、一定、その役割を果たしているものと考えております。

 ご質問の成果指標につきましては、一般的に政策や施策基本事業といったプログラム評価に適したもので、ベンチマーク等の設定など、市民にわかりやすい形式で設定することが必要とされております。従来から、所管部局との協議などを行いながら、成果指標の設定につきましては、その取り組みを進めてきたところでございますが、議員のご意見を踏まえまして、引き続き市民にわかりやすい形式での設定について、取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 業務精査についてでございますが、平成19年度から実施しておりますこの業務精査は、4年間で全事務事業の精査を終える予定でございます。業務精査の点検、評価により、中止されました各事務事業の課題につきましては、所管部局が主体的に見直し作業に取り組むことになります。業務精査は、所管部局の見直し作業の進捗を除きまして、この段階で一たん終了をする予定でございます。

 平成19年度の業務精査の対象となりました125の事務事業の抽出の考え方でございますが、平成19年度は、業務精査の初年度であることから、相当期間を経過しました自治事務を中心に選定いたしました。

 行政評価とインセンティブについてのお尋ねでございますが、行政評価システムの目的の一つといたしまして、事務事業の見直し等の過程を通じての、職員の意識改革と政策形成能力の向上を掲げております。行政評価システムによる施策基本事業評価や事務事業評価並びに業務精査の作業を通じまして、職員の経営意識の向上に努めているところでございます。

 お尋ねのインセンティブの付与につきましては、先ほどご答弁申し上げましたとおり、相対評価の精度等の向上と、具体の事務事業の見直しを推進するためにも有効であると考えておりますが、現在は、こうした職員の意識改革等の環境整備に努めているところでございます。

 以上、よろしくお願い申し上げます。

○(蔵立真一議員) ご答弁ありがとうございました。

 まず、学童保育についてです。待機児童に関しては、待機児童の保護者には、周辺の定員に満たない保育室をご案内しているとのことでしたが、子どもたちのことを考えると、待機児童解消に向けた取り組みを、ぜひとも進めていただきたいと思います。市長のマニフェストにも、学童の待機児童の解消を掲げておられますので、早急な対応を要望いたします。

 次に、閉室時間の関係ですが、保育室の2室化、以前から行ってきましたが、待機児が10名を超えると対応されてきたと思います。閉室時間の関係でいうと、先ほど数字をお示しいただきましたが、裏を返せば、閉室時間まで学童を利用して、自分で帰宅をされているお子さんの平均割合は、13.5人という数字になるかと思います。これをほうっておくというのは、いかがなものかなと考えます。冬場、暗い中、6時は当然ですが、5時でも冬場には真っ暗な状況になります。さまざまな事件が昨今ある中、保護者としても、どうしても不安じゃないか。開室時間の19時までの時間延長を要望いたします。

 また、長期休業中の開室時間については、本年度より8時から警備員を配置しているということは評価しますが、いろいろお母様方の現状をお聞きすると、保育室の前で子どもたちが、保育室が開くのを待っている、そんなお話をお聞きいたします。学童の子どもたちは、どうしても夏休み、お弁当を持って登校される、弁当が傷む可能性があったりするし、あるいは急に先生に連絡したい、そういった状況があるというお話もお聞きいたします。やはり、せめて通常の場合の、平日の学校の登校時間である8時30分まで、開室時間をぜひとも早めていただくよう要望いたします。

 また、このたび、こういった課題を調査し、状況の把握を行うということは大変評価したいと思います。これに伴いまして、例えば、保育所や園で入所している子どもたちと学童の児童の人数というのは、ほぼ近い数字である中で、例えば、学童のお盆休みの期間、年末年始の期間、保育所・園では、児童たちはどういう利用状況なのか。また、18時から19時までの利用実態も保育所や園ではどういう利用状況なのか、あわせて、できたら調査していただき、比較検討の上、状況の把握に努めていただきたい、このように要望いたします。

 次に、放課後子ども教室についてですが、いろいろ学校の校長先生なんかとお話をする機会がございまして、お話をするんですが、今、学校支援コーディネーター派遣事業や、あるいは放課後学習室といった部分も取り組まなければいけない。その中で、放課後子ども教室に参加をしてくれと言われても、なかなか時間的、あるいは仕事的に参加できない状況だということをお聞きいたします。まず、目標を4校示されておられますので、4校を着実に実施、その上で子どもさんたちのニーズ、お母さん方のニーズを把握されて、これは3年間の時限事業であると聞いていますんで、その後、どのように進めていくか、これからの課題解決に努めていただきたいというふうに要望いたします。

 次に、政策形成についてですが、まず成果指標の設定については、以前からも私は申し上げていますが、適切な成果指標が大切だという認識はいただいている。従来から協議をしていて、今後も取り組みを進めていくとのことでした。インセンティブの部分も、恐らくそうだと思います。

 そしたら、いつまでに取り組むのか、次期総合計画も策定されていく中で、今ちょうどいい時期に来ているのではないかと考えます。三重県などは、時期の問題で、総合計画と成果指標の整合性が問題になっている、そんなお話もお聞きいたします。みずからの手で取り組みができないのなら、民間のプロの手をかりてでも行うべきである。現に、取り組んでいる都市は多々あるわけですから、設定しづらいと言っているうちに、毎年毎年、事業は行われていく、これは事実です。大切だと認識されているならば、早急に取り組んでいただき、そして全庁の意識改革のために改革推進を担当されている――恐らく行政経営室になるかと思いますが――マンパワーを割いていただきたいということを強く要望させていただきます。

 次に、業務精査の部分ですが、事業の選択の趣旨はわかりました。しかし、4年間で終了するとのこと。これからも推移を見守っていきたいと思いますが、今後、事務事業評価の2次的な評価の部分の取り組みを、さらに充実させていただきたいということを要望いたします。

 最後に、今まで政策形成の過程の課題を見てまいりました。高槻市としては、都市経営の視点に立って政策を推進する、まさに私はそのとおりだと思います。ただ、都市経営というと、すぐに民間に任せたらいいんじゃないか、というと私はそうじゃないと思うんです。民間にはゆだねることができない、行政ならではの役割というものもあるかと思います。福祉や教育、地球温暖化問題、そういったことなども民間に任せておけば何とかなるかというと、何とかならないんじゃないか。その意味において、これから先も、市政に都市経営の視点で、物事を考えていくということにおいては、利益の追求やコスト削減などではなく、コストが削減されることは、もちろんいいことではありますけれども、一方ではサービス水準も上がる、満足度が高まるということが同時に達成されていかなければならない。逆にいうならば、それができなければ、行政の展開について、民間の力をかりるということも、また必要なわけであり、最適なのは何かというのを常に見つめながら、行政が大いに率先をしていく、または行政が責任を持っていくという姿勢が必要ではないかと考えます。

 そして、そうした行政が責任を持つということのために、価値判断というものが必要であり、そのために政治家である市長や、あるいは我々議員は選ばれているわけであって、その政治家がしっかりと価値判断をして前に進めていくから、必要な施策展開を行政ができるわけであります。政治家がその決断を下さない、いつまでも先延ばしにする、そういうことの繰り返しが、結果としては行政がマイナス思考となり、そして満足度が高まらず、残念ながら、だんだん停滞をしていくというような現象を、全国的に巻き起こしてきたと思うわけであります。

 そんな中で、高槻市は黒字経営を維持してきました。市長を初め、そうした諸先輩方が断を下してきた。今後も、なお一層、政策の最適を実現するためにも、マネジメントシステムに一層の磨きをかけなければいけない。過去においても、そういう志向だったと思いますが、今後とも政策形成に当たっては、そういった行政経営の手法により、限られた資源を有効に活用し、市民サービスの品質を向上させ、市民満足の最大化を図っていくことを最大の目標にしなければならないと私は考えますが、最後に、よろしければ市長のご見解、決意のほどをお聞かせいただいて、質問を終わります。

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○政策統括監兼市長公室長(福田 勲) 再び政策形成についてのお尋ねでございます。

 市民サービスの向上と行政経営につきまして、私どもも、いろいろ今後とも努力してまいりたいと考えてございます。議員仰せの、今後の行政につきまして、まず納税者を顧客と見立てる顧客志向や、その視点から業績評価を行う成果志向、市場メカニズムを可能な限り活用する市場志向、さらに、事業執行部門への権限を委譲します分権志向によりまして、いろいろ工夫、努力をしながら、最小の経費で最大の効果を上げることも念頭に置きながら、いろいろと努力してまいりたいと考えてございます。

 既に、本市におきましては、限られた経営資源を最大限、有効に活用しまして、必要な政策の実現を通じまして、市民満足度の高い行政運営を行うとの自治体経営の理念に基づきまして、こうしたシステムのよさを活用した取り組みを進めてきておりまして、引き続きまして、いろいろと市民満足度の向上に向けて努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げたいと存じます。

 以上でございます。

平成20年決算審査特別委員会(1014日)

○(蔵立委員) おはようございます。

 総務費から、数点質問させていただきたいと思います。

 まず、主要事務執行報告書9ページにあります市民相談に関してであります。

 今、社会において、クレームがすごく多発している。企業だけでなく、例えば学校現場でも、授業の進みが速いから、うちの子に合わせてほしいとか、病院の中でも、待ち時間を何とか短縮してほしい。そんな中で、クレームがすごくふえているような気がします。

 その意味において、行政としても、いろんなクレームがあるかと思いますが、その中で1つ質問させていただきます。

 相談事業の、一般相談の中で、文書によるものについて、まずどこが処理し、どのように回答をしているかお示しください。

 次に、文書による要望、相談、苦情、意見といったものがあった場合、どのくらいの期間で返答するのか、お示しをください。

 次に、12ページの職員提案、そしてそれに付随する事項について、質問させていただきます。

 先ほども市長おっしゃいましたが、高槻市として、自治体経営を進めていく。限られた経営資源の中で、最大限有効活用を行っていく。最小の経費で最大の効果を上げるといった意味の中で、市民のニーズというものは多様化しており、行政の意識、行動、体質、文化、慣習といったものを総点検して、新たな創造していく挑戦的な姿勢で、人材をこれから育成していかなければいけないと考えています。

 その中で、昨年度、政策形成支援制度、職員提案、各種研修、あるいはチャレンジエントリー制度等、高槻市ではいろいろな人材育成の制度、支援、研修を行ってまいりました。

 その中で、職員の支援や研修、あるいはボトムアップの施策というのは、基本的に市としてどのような職員像というものを求めて、こういった研修を、あるいは職員提案を行ってきたのか、お示しをください。

 以上です。

 

○(林広報広聴室参事) 蔵立委員のご質問にお答えいたします。

 文書による市民からの要望や苦情等につきましては、市民相談センターにおいて受け付けと処理を行っております。

 なお、市民が直接、各所管課に提出されます要望等につきましては、それぞれの所管課で受け付けと処理を行っていただいております。

 そして、市民相談センターで受け付けた場合ですが、まず、担当すべき所管課を特定し、その課に回答を依頼いたします。その際、メールでの要望等であった場合には、直接、所管課から要望者等へメールで回答をいただいております。

 一方、紙文書の場合には、一たん、各所管課から市民相談センターへ回答を提出していただき、市民相談センターが集約の上、郵送または手渡し等の方法で要望者等へ回答を行っております。

 次に、回答の期間についてですが、標準的な処理期間としましては、紙文書につきましては、原則2週間以内に回答することとしております。一方、メールにつきましては、その性格上、迅速な処理、回答を求められていますことから、おおむね1週間以内をめどに回答するように努めております。

 なお、先ほど申し上げました処理期間につきましては、あくまで原則として運用しておりますので、速やかに回答が必要な案件や、簡易なものについては、でき得る限り迅速な回答をするよう、努めておりますので、よろしくお願いします。

○(西岡人事室長) 蔵立委員の2点目のご質問の、市が求める職員像は、ということでございます。

 分権型社会の構築に向けた行政運営を進めていくためには、職員の資質のより一層の向上と、長期的、かつ総合的な観点で職員の能力開発を効果的に推進する必要があるため、本市におきましては、人材育成の目的、方策等を明確にしました人材育成に関する基本方針を、平成13年12月に策定し、その中で市が求める職員像を示しております。

 具体には、想像力を発揮して、諸課題に挑戦していく職員、説明責任を果たす職員、生き生きと仕事に取り組む職員などを提示し、市民から信頼される職員を、求める職員像としております。

 以上でございます。

○(西村行政経営室参事) ただいま、職員提案の目的についてのご質問でございます。

 職員提案制度は、市政全般に関する提案を広く職員に求めまして、これを市の施策に反映させることにより、市政の効果的、効率的な運営を図るとともに、職員の資質の向上に資することを目的として実施をいたしております。

 以上でございます。

 

○(蔵立委員) 答弁いただきました。

 まず、一般相談に関してですが、各課提出するということでありましたが、やっぱりそのクレームなり、そういった要望というのは、1か所にまとめるべきじゃないかと思います。

 でないと、例えばそういったクレームが各課であった場合に、仕事が停滞することがあると感じますので、企業などでも、例えばお客様相談窓口とかありますように、1か所でまとめて集約する方がいいんではないかと考えます。

 また、クレームというのは、企業においては宝物。皆さんもご存じだと思いますが、そのクレームがあって、例えば商品開発が生まれてくるということがある。その中で、市の行政の施策として、そういったクレームを市民の皆様にも公表する。あるいは、議員にも公表することによって、本来、そういったクレームがあることを、実は今、そんなに知ってないと思うんですけれども、そういったクレームの一覧表という部分を示していただければ、議員の政策能力の形成にもつながってくるのではないかと思いますので、そういった公表を、ぜひともお願いしたいと思います。

 一応、一部、ホームページ等では載せておるみたいですけれども、ぜひとも議員の皆様にも、そういったクレーム、どういった内容、具体的にあるのかをお示しいただけたらと思います。

 また、苦情に対しては、スピードを持って対処する。大体2週間で報告するということでしたが、極力スピードを持って対処していただきたいということを要望しておきます。

 次に、職員像の話ですが、今おっしゃられた部分があってこそ、人材育成の制度、あるいは職員提案なんかも生かされてくるんじゃないかと考えてますが、その職員提案に関して、さらに詰めていきたいと思うんですが。

 職員提案というのは、具体的にどのような内容が提案できるのか。あるいは、他市と比較して、職員提案数が少ないように感じますが、この制度についての周知について、どのように行っているのかお示しをください。

○(西村行政経営室参事) 職員提案のご質問でございます。

 職員提案は、どのような内容で提案できるのかでございますけれども、職員提案の対象となる内容につきましては、職員提案規定の中で、市民の利便性の向上を図ることができるもの。現在の施策の見直し、または新たな施策に関するもの。経費の節減、または歳入の増加につながるもの。事務能率の向上を図ることができるもの。職員の意識改革につながるものなど、7項目を掲げておりますが、全体といたしましては、その内容が著しく不明瞭なものや、苦情、悪意を含むもの、提案者の職場における事務改善にとどめるものを除きまして、特段の制約は設けておりません。

 また、他市との比較で職員提案制度の周知の方法でございますけれども、職員提案制度におきます提案をまとめるための周知といたしましては、庁内ネット上での募集チラシの掲示、並びに庁内放送による呼びかけ、また各所属長に対しましては、所属職員への提案への参加を呼びかけるように、文書にて要請するなど、周知に努めているところでございます。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 今、ご答弁いただきましたが、内容としては、新たな施策に関するものや、経費節減、あるいは事務能力の向上等、特に内容の制限はない。

 また、庁内ネットなどで周知を行っているということでしたが、それでも結果を見てみますと、29件でしたでしょうか、少ないように感じます。

 いい提案、悪い提案というのは別として、提案が多い方が政策形成能力という部分が高まってくるんじゃないかと考えますが、そういった中で、どういうふうにふやしていくのかということを考えながら確認をしたいと思うんですが。

 まず、そういった提案、例えば優秀な提案に対して、提案者へのインセンティブと言いますか、何か褒賞といったものがあるのでしょうか。

 また、提案の対象の職員というのは、どのような方が対象なのでしょうか、お答えをください。

 以上です。

○(西村行政経営室参事) 優秀な提案に対する提案者への褒賞でございますけれども、職員提案制度における提案者の褒賞につきましては、採用されました提案につきましては、採用提案賞が、採用提案の中で優秀な提案に対しましては、優秀賞が、さらに優秀賞の中で、特に優秀と認められるものにつきましては、市長賞がそれぞれ授与されることになっております。

 また、提案できる対象の職員でございますけれども、職員提案を行うことができる職員につきましては、職員提案規定では、特段の制約は設けておりません。したがいまして、管理職を含む市職員が提案を行うことができるとなっております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 一応、今、お話ありまして、褒賞等もあると。職員の制約ということもないということで、それでもやっぱりふえていないという現実があって、そう考えると、職員の皆様の、例えばインセンティブ、もうちょっと褒賞をふやすとか、何らかの形でインセンティブをふやしていかなければいけないのか、あるいは、モチベーションの問題なのか。

 また、上司のそういった指導の問題なのか。あるいは、提案せんでも各部署でやっているから、職員提案なんて、実は無意味なんだよという意味なのかということをちょっと考えるわけです。

 その中で、1個1個また確認をしていきたいと思うんですが、まず、現在、人事考課について、2点確認させてもらいます。

 現在の人事考課というのは、どのように行っているのか。係長級昇任試験とありましたが、具体的には筆記だけなのか、お示しをください。

○(西岡人事室長) まず、人事考課の件でございます。高槻市人材育成基本方針に掲げました求められる職員像の実現を図る観点から、目標設定、評価、フィードバック及び査定を一体の流れとしてとらえる人事考課制度を、平成16年11月から実施しております。

 人材育成基本方針に掲げられた職員像から、変革のための能力、自発的な能力開発、組織貢献力の3つの区分を設定し、それぞれに望ましい構造例等を示すことで、人材育成、能力開発のためのツールとしております。

 また、面談により、上司と部下のコミュニケーションの確立を図り、その年度の業務目標、仕事の進め方、期待される役割などを共有することや、評価のフィードバックを行うことで職員の特性や能力の開発に結びつけております。

 人事考課制度は、その適正な運用を通じて管理職のマネジメント能力の向上が図れるとともに、具体的な人材育成に効果的に結びつくことができると考えております。

 お尋ねの評価結果、インセンティブ等につきましてですが、人事異動や昇格などの人事資料とするとともに、職員研修との連携を目指しており、必要な人に必要な研修を提供できるシステムづくりに取り組んでおります。

 給与面への反映につきましては、直接的には行っておりませんが、昇格等への人事資料としているため、間接的に行っている形となっております。

 次に、係長級昇任試験についてでございます。

 受験資格といたしましては、3年以上の在職期間がある者で、主任の職にある者、または行政職給料表6等級7号級以上の者、おおむね30歳以上の職員となりますが、及び技能職給料表1等級7号級以上の者とし、すべての職種の職員を対象として実施しております。

 試験方法につきましては、1次試験につきましては、択一式の筆記試験とし、係長級職員としての知識、教養、理解力、判断力等について判定しております。

 2次試験におきましては、1次試験の合格者を対象とし、レポートの提出及び面接試験並びに人事考課の評価による総合点で最終の合否を判定しております。

 改善意識や変革力などにつきましては、人事考課において査定されており、その評価について、係長級試験において活用しているところでございます。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 人事考課の中で、変革のための能力、自発的な能力開発というご答弁がありました。

 また、昇任試験の中でも改善意識や変革力を査定するとありました。そうであるならば、その主たるものが、私は職員からの提案という部分じゃないかと思うんです。そういった意味で、職員提案というもの、例えば、提出された方が多かったら、そういった部分、査定されるとか、あるいは昇任試験を受けられる方に対しては、職員提案は必ず必須にすべき、そのような形で、何とか職員提案というものをふやしていくべきではないかと思いますので、これは要望とさせていただきます。

 また、その職員提案に関して、上司の指導力の問題なのかということで、例えば、実際にそういった職員提案、周知をさせているというお話がありましたが、具体的に上司の方がきちんと職員提案出せよ、提案しろよということを指導されているかということが疑問に感じるところがあります。

 そういった意味の中で、上司の指導力の育成として、さまざまな研修制度がありましたが、1つ、ファシリテーター養成講座というもの、この趣旨、そしてその対象者をお示しください。

 また、逆にそういった職員提案は、自分らでやっているからせんでもいいよ。だからふえてこないという部分もあるのかと考えました。そういった意味において、例えば他市が行っているような事務改善運動などを本市で行っているのか。だから職員提案がふえない。

 あるいは、昨年度もさまざまな、こういった職員提案の議論はありましたが、今後、活性化に向けて検討していくということでしたが、どのように検討されたのか、3点お示しください。

 以上です。

○(西岡人事室長) まず、1点目のファシリテーター養成研修につきましてですが、ファシリテーターは、会議等におきまして、参加者が平等に意見を言えるよう、中立的な立場でコミュニケーションの場をつくり、共通の目的、目標に向かって問題解決や合意形成を支援する人のことでありまして、この能力を高めることで、会議時間の短縮やその充実に寄与することを研修のねらいとしております。

 平成19年度におきましては、課長級以下の管理職研修における選択科目の一つとして実施し、27名が受講しております。

 以上でございます。

○(西村行政経営室参事) 職員提案制度の活性化に向けた検討のご質問でございます。

 職員提案の件数が大きくふえない中、議会からも、制度の活性化に向けましたご意見をいただいているところでございますが、職員提案制度の活性化に向けましては、提案者となる職員、提案を審査する立場の職員提案審査委員会並びに予備審査会の委員からのご意見、提案をいただくとともに、他市の取り組み状況の調査を行ってまいりました。

 それらを踏まえまして、現在、対象外となっております提案者の職場における事務改善を対象とすべきではないかなども含めまして、現在、検討を進めているところでございます。

 事務改善運動でございますけれども、平成4年度から第3次の行財政改革大綱実施計画における自立的な事務事業の見直し手法として、みずからの職場における事務改善運動として位置づけ、取り組んできております。現在におきましても、人事考課制度に基づく職場における組織目標や、個々の職員のチャレンジ目標に位置づけるなど、さまざまな形で実施されているところでございます。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 答弁、ありがとうございました。

 事務改善運動、今、答弁ありましたが、形の違いこそあれ、職場で実施している。にもかかわらず、みずからの職場の事務改善の提案は、職員提案ではできないということであります。そこが一番ポイントではないかと思うんです。

 職員提案をする際に、例えば、他の部署の事柄に対して、職員提案するとなると、他の部署から、おまえ知らんのにそんなことよう言うなっていうような話もあると思うんです。職員提案をする以上は、みずからの部署の提案をしてこそ、そういった事務改善につながっていくんじゃないかと思います。

 事務改善の手法として、いろいろありますが、企業なんかではQCなどを使って、そういった職員提案、あるいは事務事業改善を行っている。まずは形にはめて、もちろん最初は職員の方は嫌かもわからない。でも、一回一回やることによって気づき、考えるきっかけづくりになる。その考えるきっかけづくりを生かすために、ファシリテーターの研修があるんじゃないかと思うんです。

 そういった連動性を考えて、みずからの職場、みずからの課で、職員提案をするような体制をとっていただきたいと要望いたします。

 宇都宮市なんかでは、私、調べてみますと、職員提案が800件ほどあるそうです。高槻市は29件ですから。そういった形で職員提案の数、ふやされている都市もあるわけですから、そういった先進都市の事例を見ながら、ぜひとも検討をしていっていただきたいと思います。これは要望といたします。

 最後に1件。市民協働部に関して、女性相談事業というのがありますが、この相談件数が少ないのはどうしてか。PRの方法は、いかに行っているのかお示しをください。

 また、そういった相談の曜日、決定されていると思いますが、どのように曜日を決定されているのか、お示しをください。

 また、女性のためのからだと心の電話相談という相談事業がありますが、その相談員というのは、どのような職種の方が担当されているのか、お示しをください。

 以上です。

○(田畑男女共同参画課長) 蔵立委員の質問にお答えいたします。

 女性相談の相談件数といたしましては、北摂都市の比較で、高槻市は、豊中市、茨木市に次いで3番目となっております。女性相談のPR方法といたしましては、市のホームページ、広報たかつきを初め、男女共同参画センターだより等に機会あるごとに掲載し、PRしているところでございます。

 数字が多ければいいという意味ではございませんが、市民への周知に伴い、平成19年度実績といたしまして、全相談件数610件と、5年前に比較いたしまして100件余りの増となっております。

 次に、女性相談といたしまして、男女共同参画センターでは、平成8年の開設当初から、女性の相談事業を行っておりまして、女性が抱える多様な悩みに、総合的に受けとめていく一般相談として、平日の昼時間と、またお勤めの女性も相談を受けやすいように、平日の火曜日と金曜日の夜間に、夜間相談を設けるとともに、また、法律の専門相談を受けていただくために、大阪弁護士会に委託し、女性の弁護士による法律相談を、第2、第4木曜日に実施しております。

 また、平成11年度から、更年期障害など、女性特有の相談を担当する、女性のためのからだと心の電話相談を月2回、第2、第4月曜日に行っております。他機関で内容の異なる相談もあり、相談件数こそ少ないですが、女性の抱える性に関する不安や、心の悩みなどに対応しております。

 次に、女性のためのからだと心の電話相談の相談員でございますが、医療の知識等を有する女性カウンセラーを派遣していただけるよう、委託を行っております。

 以上でございます。

 

○(蔵立委員) 答弁いただきました。

 今、さまざまな形でPRをされているということがよくわかりました。曜日の設定も、私は、最初は1つの曜日でまとめてやった方がいいんじゃないか。その方が市民の方のニーズにそぐうんじゃないかと思いますが、今、お話聞くと、いろいろな状況があるので、曜日を設定するということで、それは理解をいたします。

 あと、女性のための心とからだの電話相談、これ見てみますと、年間で20件なんですね。もちろん、こういった悩みを持つ女性というのはたくさんいらっしゃると思うんですけれども、その中で20件という部分がいかがなものかなと感じるんです。

 もし、大阪府とかの事業で、そういったところがあるのであれば、これ電話相談なんで、統一するということも考えていくのも必要じゃないか。あるいは、医療機関なんかでも、こういったことを行っていただくような連携といった部分、進めていただけたらなと思います。

 あと、最後に、母子家庭の方が、今、高槻市でも急速にふえていると思うんですが、そんな中で、こういった母子家庭の方なんか、特に相談を受けたいなと思う方、多々いらっしゃると思うんですが、母子家庭の方々の、そういった方々との相談の連携というものをどのようにされているのかお示しください。

○(田畑男女共同参画課長) 女性相談の中には、母子家庭の就労や子育ての悩み、福祉制度の問い合わせ等、事例も多数ありますが、男女共同参画課といたしましては、相談者の個人情報に配慮しながら、相談者の同意が得られたときは、直接、所管の窓口に連絡をとり、また、同意が得られなかったようなときには、相談窓口を紹介するなどの連携をとっております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 最後に要望とさせていただきますが、一番最初の苦情の相談の話とも重なってくるかと思うんですけれども、やっぱり窓口というのは、僕はぜひとも、とりあえず役所に行って、ここに聞いたらわかるという、一本化をするべきじゃないかと思うんです。

 特に母子家庭の方、いろんな相談したいなと思う方、多々あると思うんですけれども、母子家庭の事業でやってたりとか、あるいは労働のほうでも、そういった就労相談なんかもされて、片や、こういった形で男女共同参画の中でも相談事業を行っているということで、連携は多分されていると思うんですけれども、何らかの一本化といいますか、そこの窓口へ行けば、まずはいろんな形で相談を受けれるという、一本化をぜひとも検討していただけたらということを要望させていただきまして、質問を終わります。

平成20年決算審査特別委員会(1015日)

○(蔵立委員) おはようございます。

 私のほうからは3点、質問させていただきますが、まず最初に2点について、お伺いいたします。

 まず最初、保育所に関しての全般的な部分でご質問させていただきたいと思いますが、平成19年度において、高槻市では民間保育所の定員増、弾力化等を含めて行ってきた、また乳幼児制度の保育制度を新たに創設するということで考えを述べられてまいりました。

 大阪府内を見てみますと、保育所等々考えると、民営化していく市町村がふえている中で、高槻市ではどういう方向性にあるのかを確認したいと思うんです。まず保育所・園に関してお尋ねをいたしますが、高槻市では公立保育所13か所、民間保育所24か所で保育が実施されています。3分の2が民間である中で、公民の保育内容や機能的な違いがあるのでしょうか。また、資料等拝見してますと、運営費の違い、児童1人当たりの保育費用の違いがありますが、どういうところから来ているのでしょうか、お尋ねをいたします。

 もう1点、次は母子家庭に関する事項です。

 現在、市で実施している母子家庭に関する相談事業、多々ありますが、そのほかにも、先日も質問させていただきましたが、男女共同参画の中でも相談事業があったり、あるいは労働の分野でも就労の相談の事業があったりいたします。 そんな中で各種相談事業が実施されてますが、中でも母子家庭のお母さん方が利用する主な専門の相談としまして、子ども育成課の母子相談、今申し上げました男女共同参画の部分、労働福祉の労働相談があると思いますが、これらの専門相談は、その実施に当たり、それぞれどのように連携をされているのか、お尋ねをいたします。

 以上です。

○(島崎保育課長) 蔵立委員の保育所に関するご質問にお答えいたします。

 まず1点目の、公民の保育内容や機能的な違いについてのご質問でございます。

 公立保育所では、障害児保育を初めとして配慮を必要とする子どもや、要支援家庭の子どもの受け入れなど、きめ細かな対応が必要とされる分野に対応することを特徴としております。

 一方、民間保育所では、待機児童解消のための定員増や定員の弾力的運用などの通常保育の拡充はもちろんのこと、延長保育、一時保育などの多様なニーズに対応することを特徴としております。

 次に、運営費の違いでございますけれども、児童1人当たりの運営費の違いについてでございます。一番の要因といたしましては、平均しますと、公立保育所は高い年齢構成となっておりまして、保育を実施するのに要する人件費が、公立の場合は金額が大きくなっているということによるものでございます。

 以上でございます。

○(堀江子ども育成課長) 蔵立委員の母子家庭の専門相談に関するご質問に、お答えいたします。

 母子家庭が抱える問題に応じまして、各専門相談をご利用いただくことになりますが、母子家庭における問題全般につきましては、まず、子ども育成課の母子相談でお受けしております。しかし、DVに関する悩みなどは、男女共同参画課の女性相談で、労働問題に関することにつきましては、労働福祉課の労働相談でお受けする場合もございます。

 この際、母子家庭がかかわる事案につきましては、相談時に担当職員が同席することや、子ども育成課の担当者へのつなぎ、誘導を行うなど、担当課同士で連携し、横断的に対応しております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) ご答弁いただきました。

 公立保育所、民間保育所、それぞれ機能的な違いがあるというお考えをお示しいただきました。

 ただ、今お話をいただいたんですが、資料を見てみますと、例えば、今、答弁の中で、民間保育所では延長保育や一時保育などの多様なニーズに対応していきたいというお考えをお示しいただきましたが、実施状況を見てみますと、延長保育などはほとんど1時間程度一律、あるいはその他の特別保育にしても、そんなにどの保育園も遜色がないのではないかなと見受けられます。片や公立保育所においては人件費が負荷がかかっているということで、今後、公立保育所の機能充実させていく、存続するということであれば、民間ができることは民間に任せて、公立保育所では、公立保育所の特性を生かした役割を新たに創造して、高コストに見合うような形の公立保育所という部分を、役割分担ではありませんが、考えていかなければいけないんじゃないかと思います。

 そんな中で、今後そういった観点から、子育て支援の充実という部分を考えると、公立保育所、民間保育所のそれぞれの機能というのをどのように活用していこうと考えておられるのか、お示しをください。

 次に、母子家庭に関する件ですが、今いろいろお話をいただきまして、連携をとっていっているということでありますが、昨今の状況の中で母子家庭が抱える問題、特に母子家庭のアンケート等にもありましたが、職の問題、パートの方が多い中で、正職について、ちょっとでも給料をふやし、例えばこれからの子育てに対する費用面、なんとか充実させていけたらというお母さん方の思いがある中で、先ほど、各専門相談を初めとした各所管課との連携が図られている、それぞれの課で取り扱う就業に関する制度や事業といった状況を、窓口に相談に来られる母子家庭のお母さん方はもちろんのこと、すべてのお母さん方が容易に受け取られるようになっていることが、私は大切だと考えますが、そういった部分の周知状況について、お聞かせをください。

 以上です。

○(島崎保育課長) 保育所に関するご質問に、お答えいたします。

 公立保育所におきましては、配慮を必要とする子ども、例えば虐待児童やDVなどの要支援家庭の子どもの受け入れなど、きめ細かな対応を行い、蓄積された知識と経験を生かしまして、さらに子育て総合支援センター等の他の行政機関との連携、あるいは子ども家庭センター等の他の公的機関との連携など、情報交換や連携がとりやすいことを活用いたしました事業展開を図ってまいります。そして、地域に根差した保育所として、入所児童のみならず、地域の在宅の児童に対する子育て支援機能をあわせ持った公的機関としての活用を図ってまいりたいと考えております。

 民間保育所におきましては、新たな需用に対応しまして、柔軟に取り組みやすいという特徴を生かし、多様なサービスの拡充を図られるものと考えます。そして地域に根差しまして、子育て支援機能を地域に還元する保育所としての存在になるものと考えております。

 以上でございます。

○(堀江子ども育成課長) 蔵立委員の2問目のご質問にお答えいたします。

 母子家庭の就業に関する情報の周知についてでございますが、毎年1回の児童扶養手当の現況届のお知らせの際に、子ども育成課で実施する事業の案内チラシを同封し、すべての受給者に対して送付いたしております。

 このほか、大阪府等の就業支援事業のうち、母子家庭を対象とした職業訓練につきましては、労働福祉課所管ではございますが、子ども育成課と連携する中で、窓口での案内や市のホームページにリンクを設定し、その情報提供を行っているところでございます。

 また、総合市民交流センター内のワークサポートたかつきの窓口においても、情報提供がなされております。

 今後とも適切な周知に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○(蔵立委員) ご答弁をいただきましたが、公立保育所、民間保育所、それぞれ役割分担をして地域に根差した保育所として今後とも取り組むということですので、ぜひともそういった観点で、せっかく高コストで公立保育所を運営しているわけですから、高コストということは、年齢の高い保育士が多分たくさんおられる、そういった保育士の方は経験を持った方がたくさんいらっしゃると思いますので、その保育士の方に、子どもの保育だけに限らず、新たな施策展開や、子育て支援センター等もありますが、そういった部署に配置していただく、そういった能力を発揮できるような環境も、また整えていっていただけたらなと要望しておきます。

 また、民間保育所では新たな需用に対応するということで、新たな需用ということを考えますと、結局は定員の増加、定員の部分になってくるんじゃないかと思います。

 今、働く女性の方、たくさんふえている中で、保育所の需用が高まっていますが、20年、30年を考えると、少子化ですので、実は定員が減ってくるかもわからない。今、子育ての世帯が多い地域においても、30年後には減ってくるかもわからない。また、急なマンション建設等によって、逆に需用がふえたりする。そんな中で、今ある定員の枠を、いかに有効活用していくかということを考えていかなければいけないんじゃないかと思います。

 池田市なんかでは、例えば駅の周辺に保育センターを設けて、周辺地域で定員が割れているところへ、バスか何かでお子さんを送迎して、また夕方戻ってくる、定員の使い方と言ったら変ですけども、そういった有効活用をされていたりとか、あるいは地域に根差してということでありますので、私が思うに、駐車場なんか、もっともっとできたら整備を――どこまで補助できるかわかりませんけども、整備していただけたらと思うんです。

 働く女性の方、たくさんいらっしゃるわけですから、家の近くの保育所に預けるというわけではなく、例えば職場の近くであったり、職場の通勤途中であったりでも、保育所に預けることができるわけで、そんな中で駐車場がもしあれば、定員の少ないところで、お母さん方が子どもさんを預けられるという状況があるかもしれません。

 今、高槻市の民間保育所を考えますと、公立もそうですけども、駐車場がない保育園もありまして、お母さん方、車で送迎されるわけですから、保育所周辺で地域の方々から苦情が多々あるというふうなお話もお聞きいたします。

 先般の議会の中で、柱本保育園では地域のスーパーを利用して、そういった地域の連携を図って送迎の役割、スーパーなんかにもご協力いただいていると。そういった観点で、地域のスーパー、飲食店、いろいろあると思うんですが、駐車場がちょこっとあるだけで、協力するだけで、お母さん方の保育所へ預ける時間、あるいは定員の配分なんかも考えていけるんじゃないかと思いますので、有効活用の部分、ぜひとも今後取り組んでいただけたらと思います。

 次に、母子家庭の件ですけども、先般、福祉企業委員会でもお話しさせていただきましたが、児童扶養手当の現況届をお知らせする際に、案内チラシを配付することとなったとお聞きしました。そのチラシも見せていただきましたが、若い職員の方々が努力して、なんとかお母さん方に情報を発信しようということで、すごくいい内容になっていると思うんです。ぜひとも母子家庭の事業にとどまらず、男女共同参画の中でも、例えば法律相談とか、心のケアの問題とかもありました。労働福祉の中でも就労支援とかあります。もちろん、一概に連携というのは難しい部分もあるかもわかりませんが、連携を図っていただいて、少しでもお母さん方に情報を届けていっていただきたいと思います。

 先般のアンケートの中では、約半数の方々が、母子家庭の制度についてまだまだ知っておられないというような結果が出ておりましたので、そういった意味も含めまして、案内チラシを有効なツールとして活用していっていただきたいということを要望させていただきます。

 これに関しては終わりまして、最後、1点だけさせていただきますが、主要事務執行報告書の126ページの「ことぶき号」についてです。 いろいろ地域でお年寄りの方とお話をしますと、老人会で年に1回、あるいは2回、季節のいい時期に旅行へ行くということをすごく楽しみにされておるというお話をお聞きしてます。その中で、「ことぶき号」を利用することによって、安く、観光なり、行楽地へ行かれるということをお聞きします。状況を確認したいのですが、まず現在の「ことぶき号」の運行状況について、お尋ねをいたします。

 次に、「ことぶき号」についての利用手続はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。

 また、1回当たりの経費は幾らほどかかるのか、お尋ねをいたします。

 以上です。

○(澤田高齢福祉課長) 「ことぶき号」の運行状態でございますが、この事業は老人クラブ会員を初め、高齢者の方が見聞を広めつつ、相互の親睦を図るための日帰り旅行の便宜を図るもので、「ことぶき号」、1号と2号を運行しております。

 平成19年度の実績では、2台合わせまして252回の運行でございます。

 次に、利用の手続でございますが、利用希望月の3か月前の月初めに受け付けを行い、希望が重なった場合などの抽せんを行った後、希望日を調整し、1か月前までに申込書を提出していただきます。

 「ことぶき号」の使用に係ります借り上げ料でございますが、走行距離、時間等で多少変動がありますが、平成19年度の実績で、1台当たり平均8万6,000円でございます。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 答弁ありがとうございました。

 今お聞きしましたら、1号、2号、2台あるという中で、年間252回の運行をされていると。年間ベースで考えますと、やはり行楽シーズンに集中するんですけども、全体で回数すべて使ったとしたら、結局700回ぐらい使おうと思ったら使える。ただ、そんな中で252回ということです。

 市バスの方にもいろいろお話を聞いたんですが、3か月前から受け付けをして、1か月前で申込書を提出すると。その後、車があいている日は、一般の方にもご利用をいただくというふうなお話もお聞きしました。

 その中で252回という運行が果たして妥当なものかということを確認したいと思いますが、過去の実績と比較しまして、現在の利用状況をどのように考えておられるのか。

 また、「ことぶき号」について、当初予算を立てられたと思いますが、決算との関係、執行状況についてどのようになっているのかをお尋ねいたします。

 以上です。

○(澤田高齢福祉課長) 平成14年度老人クラブの数でございますが、302ございました。加盟しておられる高齢者の方が1万8,153名、当時の「ことぶき号」の運行回数は273回でございました。平成19年度におきましては、クラブ数が269、加盟者数が1万6,142名。委員も仰せのように、よい季節の土日、休日の運行希望が多く、当時クラブ数も多かったことから、2台の運用で対応してきたものでございます。利用の実績から、おおむね老人クラブの方の参加はできているものと判断しております。

 予算額が2,300万円で、決算額が2,152万7,100円で執行率、93.57%で、ほぼ予定どおりの執行状況というふうに理解しております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 答弁いただきましたが、今、予算と決算の関係を見てますと、執行状況が93%ということで、それなりに予算との関係は順調だというお話でした。

 ということで、「ことぶき号」の利用者の方、ぜひとも利用したい、老人会のお年寄りなどは、よく私どもに申しておられますので、このような状態をそのまま維持していただいて、「ことぶき号」の有効活用、あるいはお年寄りに対する配慮をぜひとも今後続けていっていただきたいということを要望して質問を終わります。

 以上です。

○(久保隆委員長) 会議を再開します。

 次に衛生費について。ページは緑色の表紙の歳入歳出決算事項別明細書の196ページから235ページです。

 特に補足説明はないと聞いておりますので、ただいまから審査に入ります。

○(蔵立委員) 衛生費に関して、1点だけ質問させていただきます。主要事務執行報告書の231ページにありますごみ収集に関してであります。

 昨今、ごみの量、徐々には減ってきてますが、地球環境等々の問題もありまして、企業も含めて減量に努めていこうという中で、本市も最大限努力をされているということで、大変評価させていただいてますが、先般、事前にいただきました資料の中で、163ページになります、北摂7市と比較しまして、特に人口がちょうど高槻市と似たような吹田市と比較しまして、事業系のごみが多いのではないかというふうな印象を持ちました。

 そこでご質問させていただきますが、まず事業系ごみという部分、内容的にどういったごみのことを指すのか、お示しをください。

 また、こういった事業系ごみは分別を行っているのか、お示しをください。

 以上です。

○(山本環境事業室長) まず、事業系一般廃棄物の位置づけでございます。

 これは私どもが仕事をさせていただいている法律の廃棄物処理法というところに規定をされてます。1つは廃棄物処理法の2条、この法律においては、廃棄物はごみ・粗大ごみ、そういうものでありますよと。ここの2項ですけども、この法律において、一般廃棄物とは、産業廃棄物以外の廃棄物をいうということで、概念上、まず産業廃棄物の規定が先行しているということです。産業廃棄物の規定なんですけども、法では産業廃棄物とは次に掲げる廃棄物をいうということで、事業活動に伴って生じた廃棄物云々かんぬん、その他政令で定める廃棄物という形になってます。その政令を受けまして、施行令の第2条に、いわゆる法の第1号で政令で定める廃棄物は次のとおりということで、例えばちなみに申しますと、紙くずとかいうところの品目で、20項目書いてございます。

 ということで、法律の建前上は産業廃棄物の規定がありまして、それから基本的に事業系の中で、生産活動の中で産業廃棄物に規定されていないというものが、いわゆる事業系一般廃棄物というふうになると思います。法律上の建前はそういうふうになってますけども、区分を明確に、これは産業廃棄物、これは一般廃棄物というのは、なかなか非常に難しい問題だというふうに思っております。

 それと分別の関係ですけども、基本的にごみを出される排出事業者が分別をしているということです。大きな企業の場合には、50%以上で資源化が行われている実態にあります。中小企業においては、処理費用の関係で、なかなかいかないという実態にあるというふうに思ってます。

 以上です。

○(蔵立委員) ありがとうございます。

 産業廃棄物以外は一般廃棄物ということで、結構区分は難しいというご答弁がありました。

 あと、事業系ごみの中で大企業は50%以上分別されているということで、それ以外はなかなか難しい状況があるというようなご答弁でした。

 その中で一般廃棄物ということで、結局まず1つは公共施設なんかも一般廃棄物に当たると思うんですけども、そういった施設において、例えば大企業なんかでは、ISOを今取得されている企業が多いですけども、公共施設では、ISO14001かどうかわかりませんが、何かリサイクル、あるいは分別のPDCAのサイクル、システムがあるのかどうか、お示しをください。

 あと、中小企業への対策として、今現在、中小企業主に対してどういった啓発を進めておられるのか、お示しをください。

 また、分別を排出業者にお願いしているということですが、例えば業者に対して、分別に対する罰則など、何か規定などがあるかどうかという部分、お示しをください。

 以上です。

○(森畑環境政策室参事) 委員ご指摘のように、公共施設から排出される一般廃棄物につきましては、事業系の一般廃棄物というふうに分類されております。

 なお、公共施設から排出されます一般廃棄物の削減についてでございますけれども、本市におきましてはエコオフィスプランを作成しておりまして、これにつきまして、環境マネジメントシステムで進捗管理をして、ごみの分別、また削減の徹底を図っているところでございます。

 なお、中小企業向けの分別の啓発ということにつきましては、啓発についても努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○(山本環境事業室長) 追加になりますけども、中小企業に対する減量施策の観点でございますけれども、一般廃棄物の処理基本計画、今年の3月に改定をいたしましたけれども、この中では、今、市民に対して集団回収ということをお願いしているわけですけども、中小企業向けに、事業者版の集団回収の仕組みがつくれないかということを課題として上げてます。

 中小企業のほうにリサイクルというのがなかなか進まないというのは、先ほど言いましたように、処理コストの関係で、焼却する方が安いということで、なかなか分別が進まないという実態にありますので、例えば紙とかいうものを何かの仕組みで行政上収集して、リサイクル率を高めていきたいというような観点で、事業者版の集団回収の仕組みが可能かどうかということを現在検討しております。

 摂津市では既にやられておるというようなことで聞いております。

 それと、罰則の関係ですけども、今、前島クリーンセンターでは資源化可能物、いわゆる紙ごみを搬入禁止という形にはしてません。ですから啓発的に紙ごみはリサイクルに回してくださいというお願いはしてますけども、ごみの中に紙類が入っているからということで、搬入禁止という措置はしておりません。

 ただし、前島で処理できない処理困難物と言われるものについては、業者の方に持ち帰っていただいているということでございます。

 以上です。

○(蔵立委員) ありがとうございました。

 今のご答弁で、公共施設では、マネジメントシステムを有効に活用しているということで、今後もそのまま進めていただきたいと思います。

 また、中小企業主の面では、まだまだ難しい面があるということでしたが、中小事業主向けの集団回収みたいな部分、検討していきたいということでしたので、今後進めていっていただけたらと思います。

 罰則規定に関しても、急には難しいかもわかりませんが、先進都市で行っている都市もありますので、そういったところも踏まえて、今後検討をぜひお願いしたいと思います。

 最後に事業系ごみ、先ほども申しましたが、吹田市と比較しまして、人口はそんなに変わらないのに事業系のごみの排出量が違うという面、何か分析をされているのかどうか、また、今おっしゃられた今後の方向性以外に、何か、これから推し進めていこうというようなお考えがあれば、お示しをください。

 以上です。

○(山本環境事業室長) 後ほど分析の結果は申し上げますけども、結果として確たるものが出てこないということが実態です。

 平成19年度はいろいろなリサイクル率などがデータとして集まってませんので、平成18年度ということで、1年前なんですけども、それでお願いしたいと思います。個別に申し上げますと、まず人口ですけども、高槻市のほうが7,800人ほど多いということです。総排出量ですけども、これは事業系、家庭系合わせて3万トンばかり高槻市が多いです。中身を申しますと、3万トンばかりのうち、事業系廃棄物のほうが2万7,000トン、家庭系が3,000トンです。ということは、高槻市の実態から見ますと、吹田と比べますと、事業系が非常に多いということです。事業系でも、許可業者が搬入する部分と、事業者みずからが自己搬入する部分とございます。ちなみに、吹田市のほうは大体自己搬入の分が、事業系廃棄物の総量の11%ほどです。高槻市の場合は24%ほどです。ということは、高槻市は非常に事業系が多い。そのうち自己搬入の比率が高いと、数字上そういうふうな形になると思います。

 基本的に家庭系はそんな差はないと。事業系の部分が問題やということになります。

 ちなみに平成18年の事業者統計調査から言いますと、事業者数では吹田市が1万675事業者です。従業員が14万841人、高槻市は9,413事業所で、従業員数が10万284人です。割り戻しますと、1事業者当たり高槻市は10.7人です。吹田市は13.2人です。ということは、吹田市のほうが1事業者当たり従業員数が多いということで、資本金とか、いろいろ考え方がありますが、従業員数だけで言いますと、高槻市に比べると吹田市のほうが大きい企業が多いのと違うかなというような気がしています。

 そうすると、先ほど申しましたように、大きい企業のほうが分別できておると。そうすると、焼却炉に入るごみ量が、結果としては吹田市は少なくなっている可能性があると推定できるということです。

 あと、自己搬入の部分ですけども、これは搬入手数料に関係します。要は自分で持ち込む手数料と許可業者に頼む手数料と、どういうふうな割合になるかということです。例えば高槻市で申しますと、許可業者に頼みますと、収集、運搬、処分料金合わせて10キロ170円かかります。自己搬入しますと10キロ80円です。そうしますと、この差90円が自己搬入の分が助かると。吹田市も同じような形でしますと、吹田市は95円助かるということです。そうすると、処理料金の関係で自己搬入が多いということは、なかなか分析し切れないというふうに思います。

 それと、いろいろ各市、施策をとってますけども、多量排出業者の減量指導、これもそれぞれ網をかけている部分はそんなに変わりません。そのほか公共事業の生ごみ処理機の導入、あるいは市施設からの紙ごみの資源化、これも吹田市は若干多いけれども、これはほとんど変わらないです。

 あと、問題になるのはここだと思います。吹田市は市内全事業者を対象として、各事業者を訪問して、排出状況の実態調査を行うということと、自主的なごみ減量をお願いしていると。この辺で、私どものところは、そこまでまだ全事業者を対象にしたところの立入調査というのはできてません。多量排出事業者については立入調査をしてますけども、全事業者に対しての立入調査はできていない。ですから、結果として、この辺のきめの細かさが問題やというふうに思います。

 あと、今後の施策は一般廃棄物の処理の基本計画にいろいろ書かれてますけども、それを着実にやっていきたい。ちなみに申しますと、多量排出業者の基準の見直しとかということを重点的にやっていきたいというふうに思ってます。

 以上です。

○(蔵立委員) いろいろありがとうございました。

 きちんと分析されているので、結局、事業系ごみが非常に比重が高いという認識をされてますので、今後ともその取り組みを実行していただきたいと思います。

 また、自己搬入が吹田市と比べて多いという部分で、ひょっとしたら、他市から持ち込みで高槻のほうへ持ってきているという可能性もなきにしもあらずという部分もあると思いますので、その辺を含めて、今後、事業系ごみに対する対策を進めていっていただきたいということを要望して質問を終わります。

 以上です。

平成20年決算審査特別委員会(1016日)

○(蔵立委員) 私のほうからは教育費について3点、簡単に質問をさせていただきます。

 まず1点目、防犯ブザーに関してです。先般、10月11日の読売新聞にて、防犯ブザーの故障が多発してるという報道がございました。国民生活センターの調べで、自治体が子どもに配布している防犯ブザーで故障が多発している。同センターが全国の政令市、中核市、特例市の99市にアンケート調査を行ったところ、25市でブザーが鳴らなくなったという苦情が寄せられているということでした。

 そこでお尋ねをいたしますが、平成19年度配布した防犯ブザーの不良状況など、ご確認いただいてますでしょうか。

 次に、2点目として配布した防犯ブザーについて、保護者からのクレーム等はなかったのか、お示しください。

 もう1点、主要事務執行報告書の257ページ、歯科口腔清掃指導についてであります。ことしの3月、文教市民委員会でも質問させていただきましたが、歯のブラッシングの有効性について、教育委員会としては十分認識しているとのことでした。

 そのような中で、幼稚園あるいは保育所にてブラッシングの指導、並びに歯磨きをしなさいよというような指導をされてる。小学校においても講演、あるいはブラッシング指導等実践的な虫歯予防啓発を行っている。また、小学校3年生、中学校1年生を対象に、歯科口腔清掃指導を実施したとなっています。具体的にはどのような指導をされているのか、また、わかりやすい具体的な効果があらわれているような数値があるのか、お尋ねをいたします。

 以上です。

 

○(久保教育指導課長) 防犯ブザーについてのお尋ねにお答えいたします。

 平成19年度、新1年生及び他市からの転入児童用に4,199個配布いたしました。そのうち不良品として小学校から届けがあったものは151個ございまして、全体の3.6%になっております。不良品として届けがあったものの中には、配布した時点でのいわゆる初期不良もございましたが、児童が携帯しているときに落下をしたり、ぶつけたりしたことにより破損したものも含まれておりました。なお、不良品として届けがあったものにつきましては、すべて交換をいたしました。

 保護者からのご意見につきましては、不良品の発生状況がただいま述べましたとおりで、交換につきましても迅速に対応できましたので、教育委員会には、特にご意見はございませんでした。

 

○(仲管理室参事) 口腔清掃指導について、具体的にはどのような指導を行っているかとのご質問でございますが、直接指導に当たりますのは幼稚園の歯科医や学校の歯科医、民間の歯科衛生士でございます。

 具体的な内容といたしましては、幼稚園では園児とその保護者を対象に、毎年5月から翌年2月にかけ虫歯予防の講演と、歯科衛生士によるブラッシング指導を行っております。また小学校では、歯科衛生士によるブラッシング指導が中心になっております。中学校につきましては、歯周病等について歯科校医による講演、ビデオが主体となっております。

 次に、何か具体的な効果があらわれているような数値はあるのかとのご質問でございますが、毎年、大阪府学校歯科医会が行っております、大阪府下における小学校第6学年児童の齲蝕経験歯数及び口腔状態調査によりますと、本市での1人当たりの齲蝕経験歯数は、平成14年度は1.86本、平成15年度は1.30本、平成16年度は1.40本、平成17年度は1.33本、平成18年度は1.20本、平成19年度は1.07本と、5年間に0.79本の減となっておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 答弁ありがとうございました。

 防犯ブザーに関してですが、4月から配布していただくような形をとっていただいてるということで、本当にありがたい話なんですけども、今お話を聞くと不良品等々の交換もすべてしてると。保護者からの特にご意見等もなく、そういったことがあれば迅速に対応するということでしたので、ぜひともその趣旨をそのまま継続していただきたいと思います。

 防犯ブザーというのは、いざというときに確実に作動しないと意味がないので、家庭や学校などでも定期的に正常に作動するように、確認していただけるような体制をとっていただきたいということを要望しておきます。

 次に、口腔清掃指導の件ですけども、5年間に0.79本減少してるということで、よい結果が出ているということですが、お母様方、お父様方の話を聞くと、やっぱり幼稚園、保育所で毎日そうやってブラッシングを行ってきた。もちろん、そういった齲蝕率というのも大切なんですけども、特に習慣が大事だというお話、歯科衛生士の方からお話を伺いました。歯磨きしないと何か気持ち悪いなという感覚、そういった習慣を幼いころから身につけていくうちに、4年生、5年生ぐらいになって永久歯が生えそろった段階で、そういった歯磨きの習慣ができてくる。そういったことが非常に大事なんで、ぜひとも小学校でもいろいろ取り組んでほしいというご要望がございます。

 市内の小学校をいろいろ見てみますと、先生方から指導されてる小学校や、また、全くそういった部分、もちろん歯科校医の方の指導はあるんですけども、直接、お昼休みに歯磨きをしなさいよとか、そういった指導があったり、なかったりするような話を聞いています。近隣の市町村を見ますと、茨木、枚方とか摂津でも、ほとんどそういったことはしていないということですが、亀岡市なんかは全学校で、お昼休みの時間にブラッシング指導をされてるというお話も聞いております。そういった日ごろの習慣、また取り組みが大切だと思いますが、現在のブラッシング等に取り組んでいる学校の状況を把握しているのであれば、お聞かせください。

 以上です。

○(仲管理室参事) 昼食後のブラッシングの取り組み状況のご質問でございますが、学校長や養護教諭、学校医等の学校保健会関係者で構成する高槻市学校保健会を通じまして、各学校に昼食後のブラッシングの取り組みをお願いしているところでございます。

 具体的な取り組み状況でございますが、小学校では先生の指導や呼びかけで、毎日ブラッシングを行っている学校は28校でございます。その中で8校は、先生の指導のもとに行っております。児童のみで行っているのは20校でございます。また、学年単位で取り組んでいる学校につきましては14校で、その他の14校は個人単位で行っております。

 次に、中学校につきましては、自主的に行っている生徒はおりますが、先生の呼びかけ等で実施しているということはございませんので、よろしくお願いをいたします。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 答弁ありがとうございました。

 今のお話の中で、学校医等の学校保健会関係者で構成する保健会を通じて、いろいろ取り組みをお願いしているということでありました。

 他市を見てみますと、本当に高槻市、実は結構そういった部分を取り組んでおられるなというのを改めて感じました。ただ、私、歯科衛生士の方からお話を聞いたんですが、お子さんがいらっしゃって、歯科衛生士なんで、やっぱりお子さんには小学校のお昼休みの時間、ご飯を食べた後、歯磨きをさせたいというお話だったんですが、歯ブラシのセットを持って行くと、その周りのお友達から、何でおまえ、そんな歯磨きしてんねんみたいな、白い目で見られたことがあると。本当は歯ブラシで磨かせたいんだけども、結局、そういうことができずに、コップでうがいだけをしてるというお話をお聞きしたんです。そういった取り組みを早急にせえというわけじゃないですけども、そういった環境を整えていくということは大切だと思いますので、今後とも実施をしていただきたいということを要望して、この件は終わります。

 次に、学校管理費の中の清掃費についてご質問させていただきます。

 私も運動会とか、あるいは参観日や、いろいろPTAの行事等々で学校に行くことがあります。また、児童や、あるいは保護者の方からいろいろお話を聞く機会があるんですけども、一部の学校において、トイレのにおいが非常に気になるというお話をお聞きいたします。

 現在、小学校、中学校でのトイレ清掃はどのようになっているのか。清掃業務の概要や、また、現在、委託されてるということですが、児童がトイレ清掃を行わなくなった背景を、お尋ねいたします。

 以上でございます。

○(仲管理室参事) 学校でのトイレ清掃についてのお尋ねでございますが、委託業者により春、夏、冬の休みの一部を除きまして年間48回、1週間に1回の実施となっております。

 清掃内容の主なものは便器、洗面所の洗浄、床の洗浄、汚物及びごみの処理、トイレットペーパーの補充などでございます。 次に、児童がトイレ清掃を行わなくなった背景についてのご質問でございますが、これにつきましては、おそらく衛生面などが背景にあったのではないかと考えられますが、現在、中学校においては全校で、小学校においては9校でトイレ清掃が行われております。

 小学校9校の内容でございますが、5、6年生の高学年で行っているところ、低学年と高学年が一緒になって行っているところ、清掃当番を決めて行っているところなどがございます。

 また毎朝、教頭が見回りをしている学校や、公務員や教職員が見回り、不潔な場合には清掃している学校がほとんどでございます。 そのほかにも運動会など行事の前後には、保護者や教職員が使用したトイレを清掃していると聞いておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 答弁ありがとうございます。

 今お話を聞いてまして、9校では生徒によるトイレ清掃を実施しているということでありました。

 先日、地元の小学校で、やっぱりそういったトイレのにおいが気になるとか、汚くてお子さんが教室の近くのトイレになかなか行けないという状況がありまして、地元の小学校の校長先生、教頭先生、あるいはPTAとか地域の方々と協力して、トイレ清掃を行ったことがございました。それを見てみますと、やっぱりこれを毎日してたら、実はもうちょっときれいになるのと違うかなというご意見もございまして、また、男性便所の排水口のあたりに、汚いものがたまってたりという現状もございました。

 そういった状況の中で教育委員会は、業者が行ったトイレ清掃の現状をご存じなのか。また、清掃後の業務の確認はどのようにされているのか、子どもたちがトイレ清掃を行うことに対しての見解も、あわせてお尋ねをいたします。

 以上です。

○(仲管理室参事) 業者が行ったトイレ清掃の現状についてのご質問でございますが、先ほど申し上げました内容で、仕様どおりにできているかにつきましては、学校長が確認を行い、清掃に不備がある場合などは、必要に応じて業者にやり直しをしていただいております。また、ケースによりましては、教育委員会の担当者が学校に行き、内容を確認し、やり直しをしていただいた場合などもございます。

 次に、子どもたちがトイレ清掃を行うことにつきましては、現在、教育委員会内部でも関係課が集まりまして、学校便所清掃検討会を開催し検討しているところでございますので、よろしくお願いをいたします。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 答弁をいただいて、現在、関係課が集まり学校便所清掃検討会を開催し、いろいろ検討されてるということで、ぜひともいろんな形で検討していただきたいと思います。

 近隣市を見てみますと茨木とか枚方、島本、あるいは摂津など拝見してみますと、ほとんど生徒の方が掃除をしているという現状をお聞きしました。もちろん、生徒がするかだれがするかというのは、これからの課題になってくるかと思うんですが、やっぱりお子さんがトイレに入って、においがするから遠くの便所へ行ったりとか、そういった状況というのは、やっぱりよくないんじゃないかなと思います。先ほどもありましたPTAとか地元の方とかと連携して、そこから大人側から清掃して、子どもにまた清掃もお願いするというやり方もあるでしょうし、また、清掃業者にいろいろな形でお願いするというやり方もあるかと思います。いずれにしても、そういった衛生面などを配慮して、今後とも検討をぜひともお願いしたいということを要望しまして、質問を終わります。

 

平成20年決算審査特別委員会(1017日)

○(蔵立委員) 私からは、地域支援事業費の地域包括支援センターについて、1点だけ質問させていただきます。 平成18年4月1日からの介護保険法の改正によりまして、地域の高齢者に対する医療、あるいは保健福祉に対する総合的なマネジメントを担っていくということで、地域包括支援センターが創設されました。

 まだ、期間も少ないということで、発展途上の部分もあるかと思いますが、機能として、相談窓口や介護予防マネジメント、包括的、継続的なマネジメント等々ございます。原則的には、市町村が実施主体となるということですが、運営としては、社会福祉法人などに運営を委託することが多くの市町村でも見られています。

 地域包括支援センターの業務状況を確認させていただいたんですが、それぞれの包括支援センターにおいて、例えばケアプランの作成の件数や、相談の件数等々に差が見られるというところがあります。そういった部分、地域包括支援センターに対して、委託料は一律になっていますが、このことに対して、本市としてはどのように考えているのか、お聞かせください。

 以上です。

○(境谷介護保険課課長代理) 地域包括支援センターについてのご質問にお答えいたします。

 地域包括支援センターは、平成18年度の介護保険制度の改正に伴い、包括的支援事業等を、地域において一体的に実施する役割を担う中核的機関として設置されたものでございます。

 本市におきましては、従来の在宅介護支援センターからの移行という形で、人口3万人に1か所程度を設置するという国の基準に基づきまして、12か所を設置いたしたところでございます。

 各地域包括支援センターの高齢者人口やケアプラン作成件数等に差がございますが、地域包括支援センターに対する委託料につきましては、人口等の割合ではなく、地域包括支援センターに配置されております保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員等専門職員に対する人件費補助として考えておりまして、一律となってございます。

 業務につきましても、各地域包括支援センターにおいて適切に実施されているものと考えております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) 答弁いただきました。

 一応、今のご答弁の中で、委託料については、人件費の補助ということでしたので、これはまた、考えてまいりたいと思いますが。 20年度においては、この委託料は、若干増額していただいたということで、それは評価させていただきたいと思います。

 ただ、人口の割合で、包括支援センターの区分をされたということですが、個々の包括支援センターごとに、例えば高齢者人口を見てみますと、多い少ない、3,000人程度の差があったりとか、高齢化率でも10%の差があるような形です。その中で、各センター、本来の業務が果たしてきちんとなされているかどうかという部分、ちょっと疑問に思うのですが、各地域包括センターにおいて適切な業務が実施されているという部分を、何をもって適正に判断されているのか、お答えください。

 以上です。

○(境谷介護保険課課長代理) 何をもって適正に判断しているかということでございますが、地域包括支援センターの主な業務であります介護予防支援や、介護予防ケアマネジメント、総合相談支援、権利擁護包括的・継続的ケアマネジメントにおきましては、平成18年度と平成19年度の件数を比較いたしますと、増加しており、各地域に包括支援センターが根づいてきていると認識しているところでございます。

 適正と判断しているものといたしましては、地域包括支援センターごとに開催されます担当圏域包括ケア会議や、包括支援センターの代表者で構成される全体の包括ケア会議、12包括支援センターの連絡調整会議を通じまして、業務内容を把握し、地域支援センターの運営協議会の場におきましては、各センターの事業計画や予算、事業報告、決算に係る確認を行いまして、中立公正な活動を担保しているところでございます。これらのことから、適正な業務が行われていると判断しているところでございますので、よろしくお願いいたします。

○(蔵立委員) ありがとうございました。

 今、お話をお聞きしますと、中立公正な活動を担保されて、それが適正な業務が行われていると判断しているということでした。 いろいろ包括支援センターの方々のお話を聞きますと、高齢者人口が多い包括支援センターでは、ケアプランの作成数が多い。それに付随する作業的な部分、あるいは時間的な部分がどうしても多いというお話をお聞きしました。 今、各包括支援センターに、例えばパソコン2台貸与しているというお話なんですが、あと1台あれば、もうちょっと、効率的に作業ができるのになとか、また、市とのネットワークも、夜9時ぐらいまでというお話で、そのケアプランを作成するに当たって、どうしても夜遅くまでかかってしまうというお話もありますので、そういった時間的な延長も考えていただけたらというお話もありましたし、そういった現場の事務作業の部分を少しでも配慮していただきますよう要望して、質問を終わります。

平成20年第5回定例会(第2 125日)

○(蔵立真一議員) 私も、今回10件の指定管理者の指定について提案されている部分について、大枠の部分質問させていただきたいと思います。

 指定管理者制度については、種々の議論がいろいろありますけれども、稼働率やコストダウンといった管理コストの削減といった部分はもとより、施設の機能あるいは潜在能力を生かしていく可能性、接客サービスの向上、また、事業に対して専門知識を持っていない市の職員の方々、例えば二、三年で異動したりという部分ではなく、地域や家庭にいらっしゃる専業主婦で子育てを終えられた方が、そういった指定管理者事業に勤められる、あるいは定年退職された方々が勤められる、専門教育を受け、資格取得をされた方、現場の経験をされた方、そういった方々に対して指定管理者事業に対しての人材の発掘、あるいは雇用、育成という部分を担う可能性があるという部分で、私は、大いに指定管理者制度を今後も進めていただきたいと思っております。また、今回NPOのほうも参入するということで、全国的に見ますと、今はまだまだNPOの指定管理者に対する参入は少ない中で、高槻として先駆けをつけていくという部分で、私は大いに評価したいと思っております。

 そうした反面、当然想定されるであろうリスクというものも考えられると思うのですが、その点について確認をさせていただきたいと思います。

 まず、民間企業あるいはNPOなどが経営戦略の立案、あるいは指定管理を軌道に乗せていくためには、あるいは適正な収入を確保していくためには、サービスの向上を図っていくためには、指定期間によって、かなり左右されるのではないかと考えます。今回、提案されている指定管理者の指定期間は2年から5年ということでありますが、特に2年というのは短いように感じますが、どういう経緯に基づくものなのか、お示しください。

 以上、1問目です。

○政策統括監兼市長公室長(福田 勲) 指定期間につきましては、法令上特段の定めはございませんが、特段の合理的な理由のない長期間の指定は、指定管理者に対するリスク、管理業務に係る適切な評価、公の施設の効果的、効率的な管理の観点から不適切であるとしまして、平成16年12月に策定いたしました基本方針におきましては、指定期間は3年から5年の間とするとしたところでございます。民間事業者等が参画する公募施設につきましては、経営企画上一定期間の確保が必要との判断から原則5年とし、また外郭団体等を対象とする特定施設につきましては、原則3年間とし、施設の特性に応じて対応することを、指定管理者選定委員会のご意見を踏まえまして決定したところでございます。

 今回の提案に係る指定期間につきましては、この原則に基づきながら、各施設の取り巻く状況を考慮し、2年から5年の間としたものでございます。具体的な例では、自動車駐車場や自転車駐輪場につきましては、公募施設であることから5年が原則ではございますが、既に公募により指定管理者制度を導入している施設との指定期間満了日と合わせるために2年としまして、次回の公募に備えようとするものでございます。これらの考え方につきましては、平成20年6月の総務消防委員会協議会におきましてご説明させていただいたところでございますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上でございます。

 

○(蔵立真一議員) 今ご答弁をいただきました、2年という短い期間という趣旨は理解いたしました。

 総務省の自治行政局が2007年1月に発表した調査の中で、従来、管理委託者が公募によらず、引き続き管理者に選定された施設は61.6%に上る。その中で、多くの自治体が2回目は公募にしたいという表明をされています。今回の議案の中でも特定の施設が多いんですが、今後、やはり民間の事業者あるいはNPOに門戸を開くという意味で、こういった公募の部分をふやしていただきたいという部分と、また、指定期間の部分ですが、市内の事業者の方々にお話をお聞きすると、3年はもちろんですが、5年でも、戦略なり、そういった試算を立てていくのが難しいという部分も正直ある、だから、なかなか参入するのは難しいんじゃないかというご意見もありました。事業者あるいはNPOの方々が、そういった事業を行いやすい形でいくために、国の動向も踏まえて、今後、指定期間のあり方を検討していただきたいと思います。

 次に、指定期間の中の部分ですが、例えば、民間企業者は、事業の見通しが立たず赤字が見込まれる場合には、撤退を決断するような場合があるかと思います。NPO法人なんかにしても、運転資金が回らず資金繰りに困るといった部分で撤退する、そういった可能性もあるんじゃないかと思います。民間企業やNPOは、幾ら公共を支える意識を持ち、行政側が協定で縛って監視を行ったとしても、撤退せざるを得ない事由がある。そういった場合、指定期間の間に倒産や撤退する場合へのリスクへの対応という部分、市としてどのように行っていかれるのかお示しください。

 以上です。

 

○政策統括監兼市長公室長(福田 勲) 指定期間中におきます指定管理者の倒産や撤退等のリスクに対します対応でございますが、基本協定書では、さまざまな事由によりまして、指定管理者に管理業務を履行する見込みがないと判断されるときは、指定を取り消すことができるとし、その場合においても、市が指定する日までは、引き続き管理業務を行わせるといたしております。しかしながら、こうした事態に至る前の対応が重要でございますので、市から支出されます指定管理料を含め、当該施設の経理は独立したものとすることの義務づけや、四半期ごとに施設の管理運営状況の報告、必要に応じた企業本体の状況確認等、日ごろのモニタリング作業を通じまして、事前把握に努めているところでございます。こうしたことにより、破綻等の前に指定の取り消しを行い、次の指定管理者の指定等により、利用者にご迷惑がかからないよう努めておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

 

○(蔵立真一議員) 今、答弁の中で、モニタリング等々を行って事前に把握を行っているということで一定理解をいたしました。 資料等を拝見しますと、例えば、今、選考委員会の中では外部有識者と、あと公認会計士の先生の方が2名おられて、それ以外は市の職員という形、理事者側という形になっていますんで、相互に監視し合う構造、利益誘導が行われない状況になるようにするためには、やっぱり地域の代表とか法律の専門家等々、外部の方々をもう少し加えていただけたらと思います。

 あと、そういった被害あるいはリスクに対してですが、協定書の中に、事故等に係る損害賠償請求に関する事項ということで記載がありますけども、こういった倒産とか撤退という部分、今、景気が悪いというところもありますから、まだまだ想定した事態が今後起こってくるんではないかと思いますんで、そういった協定書の中で何らかのカバーを行っていくように努めていただきたいということを要望しまして、質問を終わります。

平成20年福祉企業委員会(129日)

○(蔵立委員) 今回、指定管理者の部分でかんかんがくがく議論があります。

 根本的に、その市の業務あるいは施設という部分を、ある程度パイがあると。それは、僕は直営であれ民間であれ外郭団体であれNPOであれ、結局市民の皆さんが満足いただけるものであれば、特に市民の皆様にとっては問題ない。

 そんな中で、今回のこの指定管理者という部分は、やっぱり本会議の質疑でも申し上げましたが、そうした地域のありようという部分を変えるきっかけというものに私はなってくる可能性があると思ってますんで、私はやっぱり積極的に進めていくべきだとは思ってます。

 ただ、その中で数点、確認をさせていただきたいと思いますが、まずやっぱり、そういった指定管理者の選定に当たっては、多数の応募があるほうがいいと思うんですね。そういった中で、外郭団体が、次応募する際に、その企業の経営部分をもっと改善させようとか、あるいはNPOであっても、万が一落ちたとしても、次の段階でその経営部分を改善させるという意味で、その競争を促すことによって、その外郭団体、NPOあるいは直営もしかりですけど、切磋琢磨するんじゃないかと思います。

 今回、公募に参加された企業あるいは団体というのは3者ということで、2007年の7月の総務省の通知では、やっぱりそういった指定管理者の選定に当たっては、特定でなくてまず公募をしていくべきだという中で、この公募の件数が非常に少ないように感じるんですが、こういった部分に対しては、市としてどう考えておられるのか。また、そういった公募というのはどのようにされたのか、ちょっとご確認させていただきたいと思います。

○(西村行政経営室参事) 蔵立委員ご指摘のとおり、この指定管理者制度は、総務省の通知の中でも複数の事業者から計画書を提出させるのが望ましいということで、原則、公募という形でこの制度設計がなされております。

 その中で、委員ご指摘の公募が全国的に少ないというのは、やはり制度、いわゆる従来の管理委託制度からこの指定管理者制度へ移行する過渡期の課題ということで、従前、外郭団体等に業務委託をしておりましたその制度から指定管理者制度へ移る過渡期の中で、ある日をもってすべて指定管理者制度に移行すると、そして公募で移行するというのは非常に難しい状況であったということで、ある期間、特定という、公募しないで引き続き従来の受託管理者に指定管理者をお願いしていくという制度が全国的に残っておると。それが、今この制度導入後本年で3年目となるわけでございますけれども、やはりまだ半数程度は特定という形で残っております。

 しかし、全国の動きとしては公募の拡大が行われているというふうに理解しております。

 本市でもそのような形で制度導入時の平成18年度におきまして、当時管理委託を行っておりました施設すべてにつきまして、それぞれ検討させていただき、また所管部局のご意見もいただきながら、10施設につきましては公募へと移行させていただきましたが、従前の業務の引継ぎ等もございまして、残りの施設につきましては特定とさせていただいたところでございます。その特定施設が今年度指定期間の満了を迎えたということで、今回の中では、32施設のうち8施設につきましては公募のほうへ移行させていただきまして、公募の拡大を進めてまいりたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) どういうふうに募集をされるのか。

○(澤田高齢福祉課長) 我々のほうから募集に係ります要件書を提示させていただきまして、それに対して申請をいただきます。その申請書を各部、原部で構成いたします幹事会で審議をしまして、高槻市の選定委員会にお示しをさせていただきます。その中で総合的に評価されて1団体が選定されるという手順でございます。

 以上でございます。

○(蔵立委員) その選定手順はわかっているんですけど、どのように企業あるいは団体が参加するかという部分で、例えばホームページ等々で募集をかけてやるその内容のところなんです。

○(西村行政経営室参事) 公募施設の周知につきましては、市広報紙並びにホームページでお知らせをさせていただいております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) わかりました。

 やっぱり多数そういった応募があるほうが、その競争という部分の原理がかなうと思うんで、そういった部分、指定管理者の制度みたいなものを、市内あるいは府内でも結構だと思うんですが、もっとお示しして、多数の応募をいただくような形をとっていただけたらと、これは要望としておきます。

 そういった中で、指定管理者、今回、富田老人福祉センター以下提案があるんですけども、選考委員会のその選定の方法なりいろいろ議論がありましたが、それも一つ含めて、統治機能というかガバナンスの機能が結局きちんとできてるかという部分が一番の課題というか、そこがきちんとできてるかという部分を考えていかなければいけないんじゃないかと思ってます。

 で、選考委員会の中身の云々かんぬんありましたけども、僕自身としては、幹事会の評価を受けて、選考委員会の中で評価される。そこでは外部の方も2名おられて、他市を見ますと外部の方1名のところとかもあったりする中で、2名でいいかという部分もありますけども、曲がりなりにもその二次評価、ダブルチェックという部分で、今回提案されてきたという部分で、私は完璧というまではないと思うんですが、ある程度それは担保できてるんじゃないかなと思ってます。例えば、提案された値段の部分をこれに加算するかとかいうところの議論もあるかと思いますが、その選考委員会の部分に対しては、私は今の制度の中では仕方がないのかなと思ったりしています。

 ただ、その後、結局移行したという中で、モニタリングで監査等チェックを行うということですが、現在の中で、そのモニタリングというのをどのような期間で、実際だれが行っていくのか、お示しください。

○(西村行政経営室参事) 制度を導入いたしました施設のモニタリングについてのご質問でございますけれども、当然、少なくとも四半期ごとには、その四半期の運営状況、利用状況等のご報告は私どものほうへいただいております。そして、1年間の事業報告書の提出を受けまして、1年間を通じての評価をさせていただいております。

 また、所管課では、毎月の報告を求めているところもございます。それを義務づけてはおりませんけれども、私どもとしては、四半期ごとには必ず施設の管理状況、運営状況、利用状況につきましてのご報告を求めて、またトラブル等もありましたら、そのときに求めまして、その対応も含めてご報告をいただくというふうにしております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) わかりました。

 そしたら、そのモニタリング自体が、例えば第三者が評価するような手順みたいなものがあるのでしょうか。

○(西村行政経営室参事) 現在のところは、所管課による自己評価並びに1年間の評価結果につきましては、指定管理者選定委員会のほうにご報告をさせていただいております。

 委員お尋ねの、第三者による評価というところまでは、まだ至っておりません。現在は、自己評価の評価項目の設定等その内容の充実に努めているところでございます。

 以上でございます。

○(蔵立委員) モニタリングの結果は、議会にももちろん報告するということでしょうか。

○(西村行政経営室参事) 1年間の事業結果並びに評価結果につきましては、今年度でいいますと、主要事務執行報告書の付録として、事業報告をさせていただいております。それも、昨年度から実施させていただいております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) わかりました。そしたら一応、議会のほうにも提出されているということで、我々もチェックしていかないといけない中で、できたら、第三者の評価という部分を今後取り組んでいただけるような検討をしていただけたら、なお一層の客観性というものがその経営の運営について担保できるんじゃないかなと私は思っています。また、モニタリングに対してインセンティブを与えるとか、そういう議論もありますけども、なかなかそこまでは今の段階で難しいと思うので、評価の機能を高めていくような努力をしていただけたらと思います。

 あと、富田老人福祉センターだったと思うんですけども、広域災害の避難場所に指定されているんじゃないかと思うんですが、こういった災害時、自然災害等々起きた場合、例えば職員の方が業務をおいてというか、災害対応にかかりっきりになる、下手したら1か月、2か月かかりっきりになる場合があるんじゃないかと、私なりに想定しているんですけども、そういった場合の対応について、ご意見をお聞かせください。

○(澤田高齢福祉課長) 災害が発生いたしますと、老人福祉センターにおきましては、芝生の老人福祉センターを除きまして、災害時の避難場所というふうになっております。したがいまして、センターとしての利用は一時的には中断をし、避難所としての位置づけで開設されるものと考えております。

 公募、特定にかかわりませず、指定要件書におきまして、市が老人福祉センター等を災害の発生その他特別の事情がある場合に優先的に利用する場合は、これに協力することと明記させていただいております。

 また、基本協定書におきましても、老人福祉センターの管理に関し、市長が必要と認める業務について、指定管理者は行うものというふうにさせていただいております。

 ただ、避難所の開設そのものにつきましては、市の方面隊が所管するのかなと考えてございます。したがいまして、指定管理者はその開設に協力をしていただく形になるのかなと考えております。

 以上でございます。

○(蔵立委員) そういった場合、例えば施設損害などが起きた場合は、どういった対応をされるんでしょうか。

○(澤田高齢福祉課長) いわゆる天災にかかわります施設の損害につきましては、市の負担で修繕といいますか、係ることになります。

 以上です。

○(蔵立委員) それは協定書に盛り込んでおるものでしょうか。

○(澤田高齢福祉課長) 盛り込ませていただいています。

 以上でございます。

○(蔵立委員) わかりました。ありがとうございます。

 今いろいろ議論させていただいたんですが、根本的に正直どちらかというと、特定という部分のほうが問題じゃないかなという気がしていて、できる限り公募で、これから競争の部分を高めることによって、市の施設というものが有効に市民の皆さんにとって満足いただける施設になるんじゃないか。また、外郭団体、今回応募されていますけども、これに対していろいろ議論はありますけども、外郭団体自体の改革にもつながっていくんじゃないか。今までは市と一体のものじゃないかというような見方もあった中で、競争にさらされることによって、他県などを見てましても、外郭団体の改革の促進も促している部分もありますので、そういった中で公募というものを今後さらに一層進めていただいて、指定管理者制度というものをこれからも私はどんどん進めていただけたらということを要望して、質問を終わります。

平成20年第5回定例会(第3 1218日)

○(蔵立真一議員) 高志会議員団の蔵立真一です。

 市としての広聴、広報、報道機関への対応に関して質問させていただきます。

 市政の各部門の改革を加速させる上で、市役所の運営上の問題点や、改革のプロセスを、どんどん市民やマスコミに対して、情報を公開していく必要があると考えます。本来、自治体にとって広報、広聴、報道への対応は、情報公開とあわせてリンクさせて、施策に反映して、実行していくための極めて重要な位置にあるのではないかと考えます。民間企業でも、近年では、宣伝広告やディスクロージャーが重視されていますが、自治体にとっての重要性は、企業の比ではないと考えます。自治体においては、強制的に税金を徴収し、また生活サービスの多くを地域内で独占的に提供する。例えば、大事な知らせが届かなかったり、苦情を言ったが聞いてくれないとなると、市民の皆様はやり場のない失望感に襲われるのではないかと感じます。民間企業であれば、そうした企業に対して、商品を買わなかったり、代金を支払わなかったり、他の店に変えたりと選択肢がありますが、行政サービスについては、実際のところ、そういうわけにはいかないのが現実です。 行政サービスについて、伝えること、つまり、広報や報道と、行政サービスについての苦情、意見の聴取、つまり広聴は義務の遂行とセットで考えていくべきではないかと考えます。 そこで、まず、広聴の観点からお尋ねをいたします。

 市民の皆様からの要望、苦情、意見、相談等は、市民相談センターはもちろんのこと、各部署を直接訪ねたり、各施設を直接訪ねたりして行われると思われますが、市民相談センター以外の部署で要望等の把握をし、集計を行っているのでしょうか。そして、そうした要望等をいただいた方の年代、性別などを把握されているのでしょうか。市民の皆様からいただいた内容への回答は、平均何日で行い、市民の皆様からいただいたすべての要望等に回答を行っているのでしょうか、お示しをください。

 市民の皆様から建設的、斬新な提案をいただくために、まちづくり提案制度というものがありますが、ふだん日常において、市民の皆様から、まちづくりに関する提案を行うことはできないのでしょうか。また、市民生活と市政の直面する重要課題等をテーマとして選び、これに対しての市民の認識、期待を明らかにし、今後の施策を検討する基礎資料とするための市民意識調査を年に2回実施されています。この市民意識調査のテーマの選定は、どのように行っているのか、お示しをください。

 次に、広報、報道機関への対応に関してです。現在、広報紙を月2回発行されていますが、このテーマの選定に当たっては、どの部署が、どのように行っているのでしょうか。また、役所の各部局では、ポスターやチラシといった媒体により、広告を行うことがあると思いますが、費用対効果の分析を行っているのでしょうか、お示しください。

 報道への対応に関してですが、市政のさまざまな課題や大型プロジェクトへの関心もあり、市政に関する内容の記事やニュースを拝見することが多い1年ではなかったかと思います。情報公開を積極的に推進していく意味においても、報道への対応を強化していくべきだと考えます。報道機関への対応は、どの窓口が行っているのか。また、市長による定例の記者会見を行っていると伺っていますが、発表する内容はどの部署が、どのように決めているのでしょうか、お示しをください。

 以上、1問目といたします。

   〔政策統括監兼市長公室長(福田 勲)登壇〕

○政策統括監兼市長公室長(福田 勲) 蔵立議員のご質問、まずは大きく広聴に関するお尋ねについてでございます。 市民からの要望、苦情、意見、相談などにつきましては、主に市民相談センターが窓口となりまして、年間9,000件程度の市民の声を伺っておりますが、議員ご指摘の、市民相談センター以外に寄せられました各種の要望や意見、苦情というものを、どう把握、集計しているのかということでございますが、現在のところ、そうしたものをまとめて把握、集計はしていないのが現状でございます。また、年代、性別などについても把握はしておりません。また、市に寄せられます要望などにつきましては、回答を求められているものと、回答を求められていないものがございます。回答を求められました要望などにつきましては、原則として回答しております。 なお、回答につきましては、おおむね2週間以内を原則といたしておりますが、内容によりまして、すぐにでも回答ができるものもありまして、できるだけ速やかに回答するように努めております。

 次に、まちづくり提案制度につきましては、毎年、提案月間を設け公募しておりますが、当該期間以外であっても、例えば提案の広場などで日常的に市民の皆様からのご意見やご提言を受け付けております。

 次に、市民相談センターで行っております市民意識調査のテーマ設定につきましてですが、実施に先立ちまして、庁内各課への照会を行っております。そして、それらの回答が出そろった段階で、それぞれの課の意見を聴取しながら、前期と後期に振り分けて実施しております。 続きまして、大きく2点目の、広報、報道に関するお尋ねについてでございます。 広報紙の掲載記事につきましては、特集のような少しまとまった記事につきましては、年度当初に広報課が各課に照会を行い、それをもとに年間計画を立て、副市長を委員長とします広報委員会におきまして決定いただき、広報紙の編集を行っております。ただ、記事によりましては、緊急的に掲載が必要なものもございます。それらにつきましては、その都度、担当課などとも調整を行いながら発行しております。

 2点目の、ポスターやチラシの発行の費用対効果の検証ですが、市の施策や行事などのお知らせをする広報媒体の一つとしまして、ポスターやチラシが利用されておりますが、その費用対効果につきましては、発行する各所管課におきまして、例えば事務事業評価といった制度により検証を行っているものと考えております。

 3点目の、報道機関への対応窓口や市長による定例記者会見ですが、報道機関への情報提供につきましては、広報課が窓口となって対応しております。新聞等のマスメディアに、市の施策や行事、町の話題などの情報を、迅速かつ広範に提供することは、広報活動の重要な柱と考えております。市長の定例記者会見につきましては、北摂記者クラブを対象に、各定例議会前に開催しておりまして、議会に提案いたします条例案や予算案などにつきまして、情報提供を行っているところでございます。

 以上、よろしくお願い申し上げます。

○(蔵立真一議員) ご答弁いただきました。

 まず、広聴に関してですが、市民の皆様からの要望、苦情、意見、相談等についてですが、市民の皆様からすると、相談は別として、私たちの要望や意見、苦情といったものを市はちゃんと聞いてくれているのか、市長さんはこんな要望がある、苦情がある、意見がある、ちゃんと知ってくれているのか。そして、そういったものを市政に反映してくれているのか、そういった部分が広聴の原点ではないかと思います。さまざまな施策を打ち出す際に、よく市民ニーズの観点からとか、市民ニーズをとらえて行うといった内容の趣旨を見受けることが多々あります。そして、もちろん財源の問題とか、法律の問題もあるので、施策ができる、できないという分は別としまして、その市民のニーズをとらえるということは、そうした市民の要望、苦情、意見などを客観的に分析をした上で施策に加えて、優先度を図ったり、実行をしていくということではないかと考えます。

 今、ご答弁の中で、市民相談センター以外の部署での要望等の把握をし、集計を行っていないとのことでしたが、それでは、市民のニーズというのはどのように集計、把握をされているのでしょうか。何をもって市民ニーズがあるととらえておられるのでしょうか、お示しください。

 市民相談センターとしては、部署として「市民の声」という冊子にして、項目や部局別に集計を行っているとのことでした。現在、その「市民の声」の中身そのものを、各部局の責任者である長あるいは市長は、どのように把握、分析をされているのでしょうか。「市民の声」を施策に生かすプロセスがあるのでしょうか。そして、実際、そうした各部局の責任者である長、市長が「市民の声」の中身そのものを閲覧することができるのでしょうか。また、中身そのものを市民の皆様に公表しているのでしょうか、お示しをください。

 市民の皆様からの提案に対してですが、答弁では、提案の広場などで日常的に市民の皆様からのご意見、ご提言を受け付けているとのことでしたが、その意見、提言はどのようなプロセスで、どのように施策に生かされているのでしょうか。

 市民意識調査のテーマ選定についてですが、それぞれの課の意見を聴取しながら振り分けて実施するとありました。その選定はだれが、何を基準に判断をするのでしょうか、お示しをください。

 次に、広報に関してですが、市民の皆様が知りたい、教えてほしい、あるいは市側としても市民の皆様にこんなことを頑張っている、知ってほしい、あるいは新しい情報があるので伝えたい、こういう役割を担うものであると考えます。答弁の中では、市の広報について広報課が各課に照会を行い、広報委員会において決定を行うとありました。各課にどのような照会を行うのでしょうか。また、決定する基準というものがあるのでしょうか。

 市長の定例記者会見は、議会前に会見を行っているとありました。市長の定例記者会見以外に、新聞等のマスメディアに対して市側から情報を提供する機会はあるのでしょうか、お示しください。

 以上、2問目といたします。

○政策統括監兼市長公室長(福田 勲) 蔵立議員の、まず大きく前半、広聴についてのお尋ねでございます。

 市民参加、市民協働のまちづくりを進める上で、市民ニーズの把握は非常に重要なことと考えております。市民ニーズの把握につきましては、日々の要望や苦情、意見、相談などのほか、市民意識調査やパブリックコメント、市長と語るまちづくり会議、出前講座、まちづくり提案制度など、さまざまな広聴制度を活用しながら把握に努めているところでございます。 2点目の、市民の声をどのように生かしているかについてでございますが、市民相談センターから要望等の送付を受けた各所管課におきましては、その所属長を含め、中身の把握をしていただくとともに、必要に応じまして次年度の施策への反映、事務事業の改善に生かされているものと認識しております。また、市長を初め、理事者に対しましても適時報告をしております。一方、中身の閲覧、公表につきましては、個々の市民の方の声の公表は考えておりませんが、ホームページのよくある質問などに取り込んだり、あるいは毎年「市民の声」で概要を取りまとめ、公表しております。

 次に、提案の広場につきましては、市のホームページにフォーマットを作成し、受け付けをしております。基本的にメールでのやりとりになるわけでございますが、このコーナーを利用されての要望などが年間約300件ございます。文書による要望や、それらを含めまして、市民の方から寄せられます要望や意見につきましては、それぞれの所管課におきまして検討され、施策に生かされているものと考えております。 次に、市民意識調査のテーマ選定は、だれが何を基準に判断するのかとのお尋ねでございますが、市民相談センターでは庁内各課に対しまして、調査テーマの有無を照会し、回答のありました希望テーマを対象に、各課とも調整しながら、市の施策の方針決定、見直しや行政計画の立案のための参考資料とするなど、それぞれの必要性などを比較検討した上で実施テーマを決定してございます。

 続きまして、大きく2点目の、広報、報道関係のご質問に対してでございます。

 広報紙につきましては、どのような掲載基準で行っているのかということでございますが、市としましては、市政方針や主要施策としまして、積極的に取り組んでいる事業や新たに実施する事業、市民生活に影響が大きく、事前にお知らせする必要があるものなど、市民の方が知りたい情報や、市民の方々に知っていただきたい情報といった観点などを考慮しながら掲載記事の決定を行っております。

 次に、報道機関への情報提供に関するお尋ねでございますが、市長の定例会見以外にも、必要な都度、随時、担当課によります説明会なども開いております。その他、市の新たな取り組みでありますとか市内のイベントなど、年間約200件の情報を、広報課を通じまして報道機関にも提供をしているところでございます。

 以上、よろしくお願い申し上げます。

○(蔵立真一議員) 答弁いただきました。

 まず、広聴の部分、さまざまな部分でお聞きをいたしましたが、民間企業の多くが顧客の声を宝の山ととらえて製品開発やサービス改善に今現在つなげています。一番最初の答弁の中で、市民相談センターでは年間9,000件、そういった要望等があるとお答えいただきました。市内の人口を考えてみますと、正直なところ要望、苦情、意見というものは、そんなものの数じゃないと思っております。

 2問目の答弁の中で、ニーズの把握に関しては、さまざまな広聴制度を活用しながら、施策への反映については、市民の声も必要に応じて反映していく。提案の広場に関しては、所管課において検討し生かしていく。意識調査に対しては、各課から回答のあったテーマを調整しながらという答弁がございました。共通して言えることは、市民相談センターとしては、ある程度、集計、把握はされている部分はありますが、市全体としての広聴作業の標準のプロセスや処理についての現場のルール、そういったものが確立しておらず、実施徹底させる仕組みがないことです。

 また、市全体として広聴で得た情報を蓄積して、系統的に生かす仕組みが確立されていないように感じます。例えば、市全体としての広聴のプロセスを確立し、それによって得られた要望等の内容を、お住まいの地域であったり、年代であったり、性別であったり、それに加えて一番最初に答弁がありました回答日数等もデータとして蓄積し分析することによって、どのようなタイプの市民の方が、どういう要望、意見等を持っておられるか、多く寄せられているか、どのくらいのスピードでそういった要望等に対して回答しているかがわかる。そうすることによって、今まで種々ご答弁をいただきました、現在行っているさまざまな広聴の事業、広報の事業に、そうしたデータベースをプラスすることによって、施策の優先順位の根拠にもなるでしょうし、施策の品質そのものを高める可能性があるんじゃないか。また、市民の皆様のニーズと施策を、より高次元でマッチさせることになるのではないかと考えます。また、そういったデータの分析によりまして、市民意識調査などの分析の的を絞る判断材料にもなってくる。的を絞ることによって、それをもとに効果的、効率的な広報、あるいはまた市政の情報提供のあり方も変わってくるように思います。受け身の情報提供から積極的な情報提供につながっていくのではないかと考えます。

 現在ある広報広聴室が単なる対応の窓口というのではなく、市民の声を収集しているノウハウを踏まえて、市役所全体を統括する役割を担っていただき、市役所全組織、全職員の皆様をカバーする広聴体制の構築を要望いたします。

 また、広報に関してですが、広報委員会に広聴部門の方も同席していただき、広聴のデータを生かした広報づくりを行う。広報が充実すると、逆に広聴の負荷が減っていくといった効果につながると思います。

 1問目で、ポスター、チラシの費用対効果、そういった部分は各所管課で事務事業評価により検証を行っているとありましたが、高槻市全市で考えると、まだまだそういった検証をしている部分はできていないんじゃないかと思います。 最近では、携帯メールやパソコンを使って、市民一人一人と双方向に情報をやりとりすることが可能です。市の広報紙やポスター等に加えて、ターゲットを絞った広報も有効ではないか。例えば、母子手帳をとりに来た方が会員としてメールに登録していただき、WAIWAIカフェ等で案内されている子育て向けのイベントの案内を配信、逆にモニターの依頼をいただく、住民登録をしていただく際に会員として登録いただき、仕事をリタイアした世代の方々に市内のボランティアの案内をしたり、また最近、なり手の少なくなってきました民生委員のお願いをしたり、逆に意見もお聞きする。地域や年代、性別といったターゲットを絞って広報活動を行うような、広聴と連動をしたマーケティングを意識した広報事業に、ぜひ取り組んでいただきたいということを要望いたします。

 最後に、報道への対応に関してですが、さまざまな機会で報道機関に情報を提供しているとのことでした。広聴、広報と連携をとって積極的な市としての意思を発信していただきたいと思います。また、市長に対して、報道の自由の名のもとに、早朝に何の約束もなく押しかけて取材を行う報道がございましたが、ああいった部分は正直いかがなものかと私自身思います。私もテレビの放映を見ましたが、市長は毅然として対応をされていましたので、その辺はすごくよかったんではないか。市長におかれましては、情報提供を進めていく一方で、事前の取材依頼と異なるような一方的または意図的な番組構成を企画する取材に対しては、市民の皆様に対して誤った情報を提供するということにもなりかねませんので、今後とも引き続き、断固として対応されることをお願いしたいと思いますが、最後に、市長のご見解をお聞かせいただいて、質問を終わります。

○市長(奥本 務) 今日まで、私も教育行政とか市行政にかかわりまして、マスコミ関係の方々との接点を多く持っておつき合いをしてまいりましたが、過日のああした不当とも思える取材に遭ったのは初めてございまして、驚きと、そしてまた憤りを感じた次第であります。マスコミというもののあり方ということにつきましては、やはり紳士的に話をするということが前提ではないかと思いますし、今日までそうした形で私も対応してまいりましたし、多くのマスコミの関係者も、そういう意味では存じておりますし、いろいろ市の行政にかかわって、基本にかかわるようなことにつきましても話もしてきております。 そういうことで、やはり物事はすべて紳士的に行うということが、特にマスコミの場合は必要ではないかと、このように痛感いたしておる次第でございます。


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